内容説明
神々の棲む東南アジア。自然と動物が神となり、人々と交感する。同一エリアに位置しながら日本人にとって巨大な未知であり続ける東南アジア。野生と文化、破壊と再生、伝承と現在、動植物と人間等の横溢する諸現実をフィールドワークした。
目次
自然の答えをもとめて
不滅の海、火の叫び
火と農民
米と王族
交易者と侵入者と
天国への階段
ブッダの守護者
太陽の神、ガルーダ
太鼓腹の象神、ガネーシャ
白象
人魚の女王とジャワのサルタン
神々の使い
虎の魂
血のスポーツ
垂木の上の猿たち
イノシシがあざなう戦争と平和
ジャングルのトラクター
森の復讐者
ここに竜あり!
生きている薬箱
動物マーケット
茶色の象牙
わけへだてなき同等者のひとりとして
ジャングルの雪男
野生への復帰
繁殖は可能か
ネズミたちの底力
愚行の記念碑
進歩のひとめぐり
第五の生態文化革命