冷戦後の軍備管理・軍縮

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784882941415
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C1031

内容説明

本書は2001年3月15日に病気のために急逝した著者の遺稿論集。著者は軍備管理・軍縮および安全保障問題に関する日本でも数少ない、優れた研究者であった。その1985年までの成果はすでに『現代の軍備管理・軍縮―核兵器と外交1965‐1985』に纒められている。本書はその続編にあたるもので、著者の薫陶を受けた若い友人たちが中心になって、著者の数多くの論文の中から続編にふさわしいと思われる12編を選んで、編集したものである。

目次

第1部 軍備管理・軍縮と安全保障―冷戦期からポスト冷戦期へ(転換期の軍備管理・軍縮交渉―「センター」から「ペリフェリー」へ;INF全廃条約とその問題点―軍備管理・軍縮交渉前進への第一歩か;冷戦とアジア・太平洋地域の安全保障―同盟体制の推移を事例に;日本の防衛法制―日米防衛協力に関する新指針への軌跡)
第2部 核兵器不拡散体制と核実験禁止問題(核実験禁止問題の新段階―核軍縮交渉との関連で;核拡散防止体制の「虚」と「実」―NPTからCTBTへの軌跡;「核」と「非核」のせめぎ合い―東アジア非核地帯構想;転機にたつNPT体制―実効少ない再検討会議)
第3部 通常軍備の削減と武器輸出問題(欧州通常戦力(CFE)制限条約の成立―伝統的「軍縮」交渉への回帰
軍縮と開発―「ブランド報告」から「新・世界環境保全戦略」まで
武器輸出の現状と通常兵器移転登録制度
軍産複合体と武器輸出―東アジア国際情勢との関連で)

著者等紹介

佐藤栄一[サトウエイイチ]
1935年秋田県生まれ。1958年法政大学法学部政治学科卒業。1963年法政大学大学院社会科学研究科政治学専攻博士課程修了。財団法人日本国際問題研究所主任研究員、新島学園女子短期大学教授、東洋英和女学院短期大学教授を歴任。1990年桜美林大学国際学部教授。この間、日本国際政治学会理事、在フィンランド日本国大使館在外調査員、参議院第一特別調査室客員調査員、国立国会図書館調査及び立法考査局客員調査員等を兼任。2001年3月15日桜美林大学在職中に急逝
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