内容説明
本書は、直接的には、現在のアメリカにおいて「左翼」とみなされる人びとがおかれている状況から、現代アメリカのデモクラシーをどう捉え、その変革をどのように展望するのかという視座が出発点となっている。しかし同時に、原著が編まれる過程において、問題を理論的な系譜と展望において捉えようとする視点とが加わり、より普遍的な視野を切り開くものとなっている。
目次
第1部 ラディカル・デモクラシーの系譜学
第2部 合衆国におけるラディカル・ポリティクスを論じる
第3部 ラディカル・デモクラシーと政治的可能性