目次
雄弁は金
禁煙
昔感嘆・今?
地球の英雄
まあもう少し
日暮れ
目玉カレー
理系とか文系とか
諦めのアイデア
電車乗り〔ほか〕
著者等紹介
眉村卓[マユムラタク]
1934年、大阪に生まれる。大阪大学経済学部卒。耐火煉瓦会社勤務の傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストに投じた「下級アイデアマン」が傑作入選し、デビュー。63年、いわゆる日本SF作家第一世代の中で最も早く、処女長編『燃える傾斜』刊行。その後コピーライターを経て、65年より専業作家になる。企業社会と個人の関係をテーマにしたいわゆるインサイダー文学論を唱え、ショートショートやジュニアSFでも健筆をふるい、絶大な人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
10
著者の眉村卓氏は、1934年生れというから今年で80歳!日本SF第一世代でありながら、今なお新作を発表される氏のこれまでを、短い文章で綴ったエッセイ集。最近の出来事は「老い」を感じさせるものが多いが、日本SF草創期の頃の思い出話は、やはりファンとしては興味深い。一冊で終わった東都SF『燃える傾斜』を出した頃、〈宇宙塵〉と柴野氏との出会い、福島氏とのやりとりなどには思わず身を乗りだすように熱心に読んだ。こうした話をもっと聞きたくなった。2014/09/03
てまり
5
昔の思い出話を詳しく書いてあって、自伝的SFの背景をつかむ助けになりそうです。最近のことについてのエッセイでは、日常生活の小さい気づきについてが面白かったです。2014/08/09
しろうさぎ
4
今年、傘寿を迎える眉村卓さん!10年前に奥様を看取ったあと、独り暮らしの悲喜こもごもの生活やサラリーマン作家だったデビュー時のネタなどのショートエッセイ集。子供の頃、夢中で読んだ【ねらわれた学園】【謎の転校生】が懐かしいな・・・。2015/07/09
ひさか
4
2014年7月刊のエッセイ集。あとがきによると、ここ数年のものらしいです。一人暮らしのお話が多くて、眉村さんらしいというか、得るところも多く、楽しかったです。2014/11/08
hirayama46
3
眉村卓の晩年のエッセイ。小説においても老いの色が濃くなっていただけあって、エッセイでも同じく老いの色は濃厚でした。しかし、そんななかでも過去を振り返るときの具体性がかなり鮮明に描かれていて、やはり明晰な方だったのだなあ、としみじみ思いました。2022/02/24
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