湘南ランナーズ・ハイ

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882933359
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

完走を目指す主婦・綱島幸子、そんな母と併走する海人、沿道から応援する夫・大造と娘のなぎさ。4人は一丸となって「湘南国際マラソン」に挑む。一家が大会を通じて知り合った参加者・染川夏乃。彼女の父・義介もまた、「湘南ランナーズ・ハイ」のメンバーとしてレースに参加していた―。家族の絆、ランナー同士の友情、自己との戦い…そして突然訪れる驚愕と感動。“怪奇小説家=倉阪鬼一郎”のイメージを鮮やかに覆す、衝撃のマラソン・ミステリー。

著者等紹介

倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒、同大学院日本文学専攻中退。87年、短篇集「地底の鰐、天上の蛇」でデビュー。97年、「百鬼譚の夜」で再デビュー。以降、ホラー、ミステリー、幻想小説など、多彩な作風の作品を次々に発表している。俳句と翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えんちゃん

64
そういうことだったのか。まんまとやられた。実在する湘南国際マラソン。レースを走る人たちの群像劇。何か変だな。積もり積もった些細な違和感は後半ですっきり。マラソンは走る理由も応援する理由もほんと人それぞれ。マラソン描写は物足りないけど、背景を楽しむ物語。初フルの時にランナーズハイを経験したけど、それ以降レースは常に苦行でしかない。なのにまた走りたくなる。やっぱり楽しい。マラソンて不思議。2022/06/22

ユザキ部長

60
いやぁ〜こりゃ参った。途中までダラけた展開だなぁ〜と思ってたし、やけに仲良しすぎる家族だと思ってたが。そりゃそうか。有り勝ちなのかも知れないけどこの手には弱いね。参ったよ。走りに行こうかね。2022/06/07

しょーくん@本棚再編中

32
★★★★★★★★☆☆マラソンを舞台にした、ごく普通のスポーツ小説かと思いきや、真相が明らかになるにつれ、ただただ泣けてしまいました。久しぶりに泣ける本に出会いました。私もランニング愛好者なので、たっぷり堪能できましたが、そうでない人も、この本は一読の価値ありです。2012/11/12

mika

31
湘南国際マラソンを舞台に、気持ちの良い風景が目に浮かぶようでした。私も一度走った記憶はあるが、そのときは大磯発着30キロマラソンだった…。なのでこのフルのコース、無性に走ってみたい…。物語は前半、単調気味に進む。本当に仲の良い家族でホッコリさせられるのだが後半、なるほどそぅきたかぁ~っという展開へ(ちょっと読み返しが必要でした)。走る人の数だけドラマがあるマラソン…。最後はほんのりあたたかくなれたような気がします。2016/06/04

punyupunyu

21
秘めた思いを胸に湘南国際マラソンにエントリーする人々。読み進むごとに淡い感動が胸を温かくしてくれる、そんなお話でした。湘南ランナーズ・ハイの面々、物語の後半で謎解きがありますが、途中、全く気付かなかった。茅ヶ崎は地元ですが、月例湘南マラソンのことは知りませんでした。ランナーではないので当然ですが。2014/08/12

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