横溝正史自選集〈7〉仮面舞踏会

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横溝正史自選集〈7〉仮面舞踏会

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882933243
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

映画女優鳳千代子の最初の夫笛小路泰久が、軽井沢のプールで死体となって発見された。千代子の二番目の夫で新劇俳優の阿久津謙三は、その数ヶ月前に不慮の事故で落命。そして今度は、千代子の三番目の夫、洋画家の槙恭吾が殺害される。この事態に、千代子の現在の恋人飛鳥忠煕は、金田一耕助に調査を依頼するのだが…。書下し長篇探偵小説全集(講談社)の一冊として一九五五年に執筆予告、その後長期にわたる中絶期間を経て、七四年、堂々完成。横溝ブーム到来の中で、作家として見事復活を遂げた著者渾身の大作。

著者等紹介

横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902年、神戸市生まれ。大阪薬専卒。21年、「新青年」に「恐ろしき四月馬鹿」を発表。26年、博文館に入社して「新青年」の名編集長として腕をふるい、江戸川乱歩らとともに日本探偵小説黎明期の中心人物として活躍した。32年、作家専業となった直後、喀血して闘病生活を余儀なくされるが、「鬼火」「真珠郎」などを発表、再起をはたす。戦後はいちはやく本格物に力を入れ、48年、金田一耕助の初登場する「本陣殺人事件」で探偵作家クラブ賞長編賞を受賞した。40年代から50年代にかけて「獄門島」「八つ墓村」「悪魔の手毬唄」など、金田一シリーズを次々と発表、のちに横溝正史ブームを起す。81年、79歳で他界するが、60年間の作家生活の最後まで、新作の構想を練っていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

39
軽井沢の避暑地に人気女優の元夫たちの連続殺人という設定が鮮やかでした。他の作品と比較すると地味ではありますが、精神疾患など、横溝作品にはなかった要素があったりと工夫がされているように思えました。同じ場面でも視点が変わるので、若干読みにくさはありましたが、それを差し引いても恐ろしさを感じさせる作品でした。2024/11/22

y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)

9
マッチ棒の謎がよかった。2019/10/13

poke

7
登場人物が多すぎて読むのに時間がかかった。2018/01/28

♪りんまま♪

7
自選集全7巻読み終わりました。一番ゾッとしたのがこの仮面舞踏会かも。2014/09/09

スターライト

4
雑誌「宝石」連載後中絶、その後改稿の末12年後に刊行された作品。「連続殺人」「旧華族」「憎悪に満ちた血縁関係」といった横溝作品おなじみのモチーフに、結婚相手が次々と不可解な死を遂げる事件に金田一耕助が挑む。「黒ずくめの謎の男」の影がたびたび登場し読者を幻惑させるが、犯行の背景にショッキングな出来事による精神疾患がからむなどこれまで読んだ横溝作品にはなかった要素が含まれ工夫が凝らされている。血液型が重要なカギになり、事件が解決に向かうところにTV「太陽にほえろ」の一エピソードを思い出した。2024/06/27

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