ふしぎ文学館<br> 七色の海

ふしぎ文学館
七色の海

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784882930815
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

商用の途中で立ち寄ったP国で、久しぶりに訪ねた友人は、独裁者に反抗して亡命した後だった。しかも、独裁政権は反抗分子を徹底的に弾圧しているというのだ…。異郷での恐怖を描いた表題作「七色の海」の他、心を蝕む静かな狂気を抽出して筒井康隆や生島治郎らの絶賛を浴びた名作中の名作「長い暗い冬」、奇妙な味のオムニバス「蒼ざめた日曜日」等、全14篇。呵責ない筆致で暴く、人間心理の異常性。単行本未収録の秀作2篇を含む、曽野綾子の心理サスペンス&恐怖ミステリ傑作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

向う岸

3
☆3 1960年前後に執筆された、ミステリ短篇集。当時の風俗や世相が反映されているのが興味深い。親切を装い、死んだ娘の復讐を遂げる『死者の手袋』が良かった。他はまあ、なんちゅうことなかった。2012/04/05

harukawani

2
掉尾に置かれた傑作「長い暗い冬」だけ既読(5回ぐらい読んだ)。その前の「お家がだんだん遠くなる」「仏を攫う」がとてもイヤな話と聞き、気になって読み始めたのだが…。巻頭の「蒼ざめた日曜日」第1話を読み、失礼ながら、あまり上手い作家ではないなぁ、と思った。が、第3話「空飛ぶ円盤」のイヤさには度肝を抜かれた。このイヤさが続けば…と思ったけど、残念ながらその後はピンとこない作品が並ぶ。ホラーというより、いわゆる「奇妙な味」が多いのだけど、文体で読ませる作風でもないのにオチがしっくりこないから辛いんだな…。(続2015/07/23

森園アン

2
曽野綾子の本作は、人間の裏の顔や心の闇と言った深層心理を描いている。綺麗で読みやすい文章とは裏腹に、おどろおどろしい話が満載だった。必ずしもハッピーエンドで終わるのではないけど、一本筋が通っていると言うか、人生に対する達観や気概のようなものが感じられる。陰と陽で言えば、間違いなく陰。好きな作家の一人です。2013/11/22

bitotakeshi

1
短篇集。疑心暗鬼に囚われる話や女の怖さ・浅ましさがテーマとなってる物語が多かったように感じた。作者がカトリック教徒であるせいか宗教的なエッセンスも含まれている。「女はなんのために死ぬか?」は動機に主眼を置いたミステリで、これもまた女性ならではの観点だろう。2017/02/24

朱乃弥矢

1
「長い暗い冬」果たして、氏が想定したオチに自分の解釈が合っているのか。他の作品を読むに各人の想像に任せるオチではない。多くは女性蔑視な男性たちが主人公である。あるいは利口ぶる彼等が翻弄される姿を嘲笑しろと言うのか。二度と氏の小説を手に取ることはないと願いたい。(追記)私の解釈は穿ち過ぎたらしい。何の事はない。最後に嘲笑われたのはこちらだったのだ。ブラーボー!2015/03/14

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