内容説明
西田選手との“友情のメダル”で世界中を感動させた棒高跳の元日本記録保持者・大江選手は、太平洋戦争ぼっ発直後、フィリピンで戦火に散った。背のうの底には愛用のスパイクをしのばせていた。あれから半世紀、大江選手の青春像が鮮烈に甦り、胸を打つ。
目次
第１章 講習会の副産物
第２章 飛び級と休学
第３章 佐渡の夕映え
第４章 初めて西田に勝つ
第５章 アンデス越えて
第６章 アラシの極東オリンピック
第７章 アメリカを三タテ
第８章 ヨーロッパ旅興行
第９章 ベルリンへの狼煙
第１０章 リンデンの梢ゆれて
第１１章 迫真の撮りなおし
第１２章 二つのメダル
第１３章 単身、道場荒らし
第１４章 置土産の日本新記録
第１５章 モンタ、ひと足早く
第１６章 血染めのスパイク
