内容説明
幾筋もの水流、丸い水玉、雫型のしたたり。フーッと息を吐いて、松乃はのみを置いた。―父への崇拝を胸に、のみを握り続けた女彫刻師の生涯。
著者等紹介
神山奉子[カミヤマトモコ]
栃木県立真岡女子高等学校卒業。東北大学教育学部卒業。県立高校に国語科教員として勤務。2006年、第27回宇都宮市民芸術祭文芸部門創作の部で「のりうつぎ」が市民芸術祭賞を受賞。同年、第60回栃木県芸術祭文芸部門創作の部において「梨花(リーホア)」が文芸賞を受賞。2008年『花の名の物語』第3回ふるさと自費出版大賞文芸部門で最優秀賞受賞。2014年『国蝶の生れ立つ樹』第18回日本自費出版文化賞特別賞受賞。2018年『さすらひ人綺譚』第12回ふるさと自費出版大賞文芸部門で最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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