感想・レビュー
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ピオリーヌ
7
平成六年の刊。明石志賀之助から玉ノ富士までの名力士に、松翁20代木村庄之助、9代式守伊之助の二人の名行司が紹介される。400頁あまりの圧巻のボリューム。勿論内容も素晴らしく、ここでしか知り得ない情報が沢山。相撲体操で名を為した阿久津川高一郎(男女ノ川を発掘し、年寄佐渡ヶ嶽として協会理事も務めた)も栃木県出身だったのか。高一郎が協会退職後の「相撲研修会」の活動について詳しく知れて有益である。この当時、95歳のりう夫人も存命。やはり古老の話は聞けるときに聞かねばならぬ。2021/07/15