内容説明
童謡詩人金子みすゞを世に送りだした著者が、甦りから四半世紀を経た今こそ放つ魂のメッセージ。
目次
私と小鳥と鈴と
数字
大漁
こわれ帽子
私
こぶとり―おはなしのうたの一
おさかな
犬
雀のかあさん
畠の雨
鶴
蜂と神さま
日の光
紋附き
世界中の王様
雲のこども
ふり子
大将
お祖母様と浄瑠璃
仔牛
犬とめじろ
不思議
象
行商隊
水すまし
著者等紹介
矢崎節夫[ヤザキセツオ]
1947年、東京生まれ。早稲田大学英文学科卒業。童謡詩人佐藤義美、まど・みちおに師事し、童謡・童話などの世界で活躍。82年、童話集『ほしとそらのしたで』(フレーベル館)で、第12回赤い鳥文学賞を受賞する。また、童謡詩人金子みすゞの埋もれていた原稿を見つけだし、『金子みすゞ全集』(JULA出版局)として出版、以後その作品集の編集・出版に携わっている。2003年より「金子みすゞ記念館」館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らびぞう
7
金子みすゞの詩を、優しく解説してくれている。詩自体は知っていても、その解説を読むと、「あっ!」と初めて知るところがあった。「不思議」の詩が、良かった。日常、何も感じず、「あたりまえ」と思うことにも、「どうして?=不思議」と金子みすゞは問う。それは、年齢を重ねて、硬くなった頭に、一滴の清涼剤を与えた。金子みすゞ、生誕100年を越えても、彼女の詩は、新しい。2017/03/24
Ayakankoku
6
金子みすゞの詩の解説があり、なるほどそういう見方もあるのかと勉強になる一冊。2022/03/23
雨巫女
1
教科書読んでるような感じでも懐かしい。2009/04/13