作品を読んで考えるイギリス児童文学講座<br> 根をおろすファンタジー

作品を読んで考えるイギリス児童文学講座
根をおろすファンタジー

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  • サイズ B6判/ページ数 236,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882842255
  • NDC分類 909.023
  • Cコード C0098

内容説明

児童文学の王国、変動する社会の中で。第3巻は、ヴィクトリア朝後期モルズワース夫人から、ネズビット、グレアム、バリ、バーネットの活躍する20世紀初頭まで。

目次

1877 『カッコー時計』メアリ・ルイーザ・モルズワース―イギリス最初の「子ども部屋」の語り手
1906 『鉄道の子どもたち』イーディス・ネズビット―新しい女を標榜したベストセラー作家
1908 『たのしい川べ』ケネス・グレアム―イギリスの田園をうたいあげた子どものための叙事詩
1911 『ピーターとウェンディ』ジェイムズ・マシュウ・バリ―劇場から生まれた物語
1911 『秘密の花園』フランセス・ホジソン・バーネット―夢を追い続けて

著者等紹介

中野節子[ナカノセツコ]
1941年、東京都生まれ。東京学芸大学学芸学部英語科卒業。東京学芸大学大学院修士課程英語教育学専攻修了。大妻女子大学短期大学部教授。イギリス児童文学、ウェールズ物語文学を専攻領域とする

水井雅子[ミズイマサコ]
1948年、茨城県生まれ。成蹊大学文学部卒業。成蹊大学大学院修士課程英米文学専攻修了。金沢学院大学基礎教育機構・金沢学院大学文学部大学院教授。イギリス児童文学(とくにファンタジーの分野)を専攻領域とする

吉井紀子[ヨシイノリコ]
1942年、神奈川県生まれ。和洋女子大学文家政学部英文学科卒業。東洋大学大学院修士課程文学専攻修了。和洋女子大学、大妻女子大学、日本大学非常勤講師。イギリス児童文学を専攻領域とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こつ

10
シリーズ3作目。一口にイギリス児童文学と言っても、作家によって教育をメインに据えたり面白さを優先したり個性が色々あって面白いです。ファンタジーかと言われると首を傾げたくなる作品もちらほら。2021/10/25

timeturner

7
モルズワース、ネズビット、グレアム、バリ、バーネット。ヴィクトリア朝後期からエドワード朝の終わりまでに活躍した作家とその作品を児童文学史の流れの中で検証する。作家の生い立ち・人生と作品内でのヴィクトリア朝的家庭観の関連は興味深い。2020/06/10

草鹿

0
54頁からのカッコーとグリゼルダのやりとりが好き2011/12/16

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