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内容説明
デイム・ヴィヴィアン・ウエストウッドは英国ファッション界の紛れもない女王だ。「彼女は現代のココ・シャネルだ」とアレキサンダー・マックイーンにいわしめた創意豊かな才能は世界中で認められている。マクラーレンとともにパンクを生み出し、19世紀に流行したクリノリンを現代風に再構成し、ハリス・ツイードに新たなスタイルを与え、プラットフォームシューズを復活させ、「砂時計」シルエットを描き直し、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではサラ・ジェシカ・パーカーに壮麗なウエディングドレスを提供するなど、その革新的なデザインは多岐に渡る。『VOGUE ONヴィヴィアン・ウエストウッド』は、恐れを知らない反体制派でありながら伝統を愛してやまないウエストウッドの革々しいキャリアをユニークな視点から描き出していく。
目次
ピーク・ディストリクトからパンクへ
パイレーツからペイガンへ
アバンギャルド
野心
独立的な創作活動
著者等紹介
ワトソン,リンダ[ワトソン,リンダ] [Watson,Linda]
ファッション分野におけるベストセラー作家。『ヴォーグ』にも寄稿している。現在はノーザンブリア大学でファッション学の講師を務める
鈴木宏子[スズキヒロコ]
東北学院大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
5
「VOGUE ON」シリーズ。ファッションには疎いのに、このシリーズが大好き。知らない世界の華やかさや厳しさや、目を覚まされる思いだ。見ながら、反逆と反骨、挑戦と挑発といったことばが思い浮かぶ。その上、セクシーで美しい。ヴィヴィアン自身のことばが挟まれているが、どれもストレートで、真摯でありながら含みのあることばだ。何より、その服もことばも彼女自身もかっこよすぎる。2020/10/25
保山ひャン
3
ヴィヴィアンがマルコム・マクラーレンと共に「レット・イット・ロック」を開店するところから、2012年の「ロンドン」まで。歴史と反逆とを行き来する彼女の動向は、やっぱりアヴァンギャルドなところが魅力的。「オーソドックスなんて知性の死よ。みんな信じているから正しいんだって鵜呑みにするのなら、それは何も考えていないってこと」と言い切るかっこよさ。「私の服を買っちゃだめ」と自らの工夫を促すのもいい。1988年当時「朝、あの格好でスーパーへ行けると思う?」というマスコミの反応は、今もさして変化なしなのが嘆かわしい。2015/11/24
呑司 ゛クリケット“苅岡
1
音楽とファッションで考えるとパンク音楽はファッションにも多くの影響を与えていた時代だったのだとあらためて感じた。ファッション的にはコンサバな自身にとって、音楽もパンクは受け入れられない音楽だった。下手くそがヘタウマと持て囃されることが許せなかったためだ。だから流行はニューロマンチックから混沌へと向かう。そんな玉石混交の中にも宝物はあると思い出させるのに充分な本だった。2022/05/25
Ayumi Okamoto
1
ヴィヴィアンが深刻に考えている社会問題を服をデザインすることで、どのように表現して、解決しようとしているかや、彼女の技術がどのように世界を変えてきたのかがよくまとまっている一冊。VOGUEがまとめている本なので、彼女の才能をVOGUEが表現している雑誌内の一文なども的確で美しい文章で、読んでいて面白い。ヴィヴィアンの服がなぜ美しいのかも具体的に見えてくる。2017/04/15
稜哉
1
僕はヴィヴィアンに対して素晴らしい服だと思ってたし好きなブランドだと思ってたのだがヴィヴィアンウエストウッド本人についてのこの著書を読んで、僕はなんども鳥肌がたって彼女に強い同感を抱いたし彼女の考えは僕が言いたかったことを代弁してくれたように思われる。 僕は将来自分のファッションブランドを持ちたいし実際に持つことになるたろうけど、彼女の言っていたことを忘れずにつとめたいと思う2016/11/10
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