内容説明
ボルドーは長きにわたってフランスワインの威光の頂点に君臨している。しかしその傑出した評判にもかかわらず、一般の消費者にとってボルドーは、そのシャトーの高く屹立する門と同様に、またワインの若い時のタンニンのように、どちらかといえば閉ざされたままである。そのようなボルドーを一般の愛好者にもっと親しみやすいものにするために、ワイン鑑定士の著者が、ワイアンドの美しい写真とともに、シャトーの奥深くに隠されてきた秘密を明らかにしたのが本書である。
目次
序説(歴史・文化・市場:貴族の血、新しい血、そして投資;気候・土壌・品種:ボルドーのDNA;葡萄栽培:原点への回帰;ワインづくり:テロワールの翻訳;格付・規制・商業:パリ1855年からパーカー100点まで)
最上のつくり手と彼らのワイン(メドック;ペサック、グラーヴ、アントル・ドゥー・メール;サン・テミリオン;ポムロール;その他の右岸地区;ソーテルヌとバルサック)
ワインを味わう(格付け:メドック、ソーテルヌ、サン・テミリオン、グラーヴ、Liv‐ex;ヴィンテージ:2009~1982;上位10傑×10一覧表:極上ワイン100選)
著者等紹介
ローサー,ジェイムズ[ローサー,ジェイムズ][Lawther,James]
1995年からボルドーに居住し、ワイン・ライターとして活躍中。『Decanter』誌の編集者、『The World of Fine Wine』誌の寄稿者である。1993年にMW(マスター・オブ・ワイン)を取得
山本博[ヤマモトヒロシ]
日本輸入ワイン協会会長、フランス食品振興会主催の世界ソムリエコンクールの日本代表審査委員、弁護士。永年にわたり生産者との親交を深め、豊富な知識をもとに、ワイン関係の著作・翻訳を著すなど日本でのワイン普及に貢献する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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