内容説明
神秘のベールに包まれていた催眠(ヒプノシス)は、今日までたえず論争の渦を巻き起こしてきた。本書は、さまざまな抵抗に打ち勝ち、現在医学界に広く受け入れられるまでになった催眠の波乱に満ちた変遷の歴史を紹介している。催眠にまつわる俗説を払い除けながら、最先端の科学に基づき、催眠とは何か、その仕組みはどうなっているのかを解明し、心の深奥に眠る潜在能力の扉を開く催眠の限りない可能性を探求している。
目次
1 催眠の先駆者たち(催眠の起源;フランツ・アントン・メスメル ほか)
2 催眠の本質(催眠とは何か?;無意識 ほか)
3 催眠の活用および悪用(依存症;恐怖症 ほか)
4 ステージ催眠(ショービジネス;疑問点および危険性 ほか)
5 自己催眠(自己催眠とは?;自己催眠を始める前に ほか)
著者等紹介
ストリーター,マイケル[ストリーター,マイケル][Streeter,Michael]
ジャーナリスト兼作家。多岐にわたる分野で数多くの著書を出版。デイリーメール、インディペンデント、インディペンデント・オン・サンデー、デイリーエクスプレス等のイギリスの新聞に寄稿。スコティッシュ・デイリーエクスプレスの編集責任者の経歴も有する
乙須敏紀[オトストシノリ]
1950年北九州市生まれ。九州大学文学部哲学科卒業
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感想・レビュー
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M4XPL01T
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データ的には古いかもしれないが催眠使いの中にはハッキリと歴史や問題を知らない使いもいるのは確かだ。2005年に出版された2000年代までの催眠の書。 催眠紹介本として古代の歴史から今日現在までの歴史を大まかに紹介してくれてはいるが必要以上に詳しく解説されており催眠関連の書籍を5冊以上読んだ私でもこの本はまとめ本としては十分に助かった。催眠に関する歴史と意見・事件及び事故・問題・実用例などが十分と言っていい程解説されている。催眠初心者・中級者にオススメ。催眠を「正しく使うべし!」2017/04/07