内容説明
このヘミングウェイ写真集は、20世紀有数の恋愛小説家ヘミングウェイの生涯をたどりながら、複雑な人物ヘミングウェイを明るみに出している。アメリカでの少年時代。第一次大戦中における野戦病院のドライバー時代から、スペイン内乱の戦いを報道した記者時代にいたるまでを土台にした、並はずれた物語の数々。釣りと狩猟への情熱と革命前後のキューバへの愛。第二次大戦中に報道記者としてフランスのレジスタンス要員と接触した経験。多くの女性との恋愛。そしてついにはうつに陥り、自殺にいたった晩年。本書は、文豪ヘミングウェイに、新しい光を当てている。
目次
1 少年時代―1899‐1917
2 戦争と愛―1917‐1921
3 ヨーロッパにて―1922‐1924
4 名声、富、そして悲劇―1924‐1928
5 アフリカ、キューバ、スペイン―1929‐1938
6 誰がために鐘は鳴る―1939‐1945
7 災難と栄光―1945‐1954
8 朝の死―1954‐1961