内容説明
チャイコフスキーコンクールで優勝を果たしたクラレスとスターシュ。名器「レギナ」を手放したスターシュに、クラレンスはグァルネリ作の「ディアボロ」を紹介した。憑かれたように練習を続けるスターシュをクラレンスは案じていたが、彼らは素直になれずケンカ別れをしてしまう。気まずいままスターシュはデビューのためNYへ飛び立ち、クラレンスはショパンコンクールへ向けて猛練習を重ねた。そんな時、クラレンスはジョルジュから意外な告白を受ける…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hinako
1
★4 1巻を読んだら続きが読みたくなり、翌日会社なの読んでしまった。些細なことで誤解したり擦れちがったり、それに音楽も絡んでくるので色々複雑。主人公たちの育ちや背景からくる設定もあったりして、上手いなあと感心した。それにしても、相変わらず挿絵が気になって気になって・・・(震)話はいいんだからもう一回出し直したらどうかと思ったけど、ソ連がロシアになったばっかりだっていう時代背景が書かれていたので無理かもしれん。でも面白かったですよ。2014/03/16
タルトの間
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日常から離れた学生寮という世界で愛を育んでいても、ずっとそこにはいられないんですよね。演奏家としてのデビューなんかもあるし…。大きなコンクールがもう一つ控えているし。そこに不安になる受けクラレンスを支えるロベルトが。攻めと同室の優しく包容力もあるロベルトいいなあ。傷心の受けがロベルトと再出発してコンクールを優勝、攻めの前にライバルとして現れクラシック音楽界の帝王の座(って何だよ?)を賭けて10年以上ドロドロの愛憎劇を繰り広げる……という展開でも全然良いんですが
アマレットカフェ
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△済