内容説明
直木賞は有名だが大阪出身であることなど、その実像はあまり知られていない。読むほどに面白さが浮かびあがってくる。
目次
第1部 自叙伝 死までを語る
第2部 大阪を歩く
第3部 若き日の直木三十五
第4部 年譜と著作年表
著者等紹介
福山琢磨[フクヤマタクマ]
昭和9年鳥取県倉吉市に生れる。昭和25年大阪市南区西賑町(当時)に移る。昭和26年大阪の夕刊紙「国際新聞社」へ入社。昭和37年大阪府高校新聞協会初代事務局長を経て、同協会印刷局の新社屋建設、同40年(株)新聞印刷と改名、代表取締役。平成3年姉妹会社(株)新風書房を設立、代表取締役となる。NHK(大阪)、毎日(大阪)、読売(大阪・東京)などの文化センターで自分史教室の講師を務める
植村鞆音[ウエムラトモネ]
昭和13年愛媛県松山市に生れる。昭和37年早稲田大学第一文学部史学科卒業。同年東映株式会社入社。昭和39年株式会社テレビ東京(当時東京12チャンネル)入社。平成6年同局常務取締役。平成11年株式会社テレビ東京制作代表取締役社長。株式会社ハーバー研究所監査役、株式会社サクセスファクトリー顧問、DACグループ顧問など
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感想・レビュー
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もくもく
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直木三十五は、昭和初期の大衆文学作家です。友人の菊池寛によって彼の名を冠された「直木賞」はあまりにも有名でありますが、彼の作品は今やほとんど手に入らず、幻の小説家となってしまっています。 もちろん図書館に行けば作品に触れることは容易でしょうが、私は「青空文庫」で読みました。 文体が古いのは仕方がないとして、なかなか面白かったです。 興味を持って大阪谷町にある「直木三十五記念館」へも出かけて、そこで見つけたのが本書・・・・本書で語られた彼の生涯も、なかなか興味深いものでありました。2012/06/25