内容説明
本書は花鳥画の決定版とも言うべきものである。描法指導・作例の山田玉雲氏は芸大を卒業後、玉川大学で三十年の長きにわたって絵画を教えられた「教えのプロ」である。本書は、氏の膨大な作品、著作の中から『花鳥画一〇〇選』(秀作社)を底本に初心者、中級者向けに厳選し、編集したものである。
目次
花(松;椿;サザンカ・イチゴ ほか)
鳥(キジ;ノビタキ;シジュウカラ ほか)
果実・蔬菜(麦;カキ;アケビ ほか)
昆虫・魚介
著者等紹介
山田玉雲[ヤマダギョクウン]
1915年岐阜県に生まれる。本名貞實。東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業。玉堂、素明、小虎に師事する。油絵を小林万吾、南菫造、伊原宇三郎、書を比田井天来、比田井小琴先生に師事する。独立美術協会会員・審査員。日本墨絵会会長。全日本水墨画会会長・審査委員長。日本美術家連盟会員。以上を歴任する。1955年ユネスコ美術工芸国際会議、1964年パリでの国際美術教育会議にそれぞれ日本代表委員として出席する。1982年紺綬褒章を受賞する。1985年文部大臣賞を受賞する。1987年内閣総理大臣賞を受賞する。1989年文化功労賞を受賞する。1995年独立美術協会より功労賞を受賞する。2000年12月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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