内容説明
わたしたちのせたたま小学校は豪華客船!今日、タマ川の桟橋に「やってくる」はずだった。なのに、なのに、やってきたのは、軍艦!それも、航空母艦!
著者等紹介
芝田勝茂[シバタカツモ]
石川県羽咋市出身。1981年『ドーム郡ものがたり』(福音館書店、のち小峰書店より再刊)でデビュー。異世界や近未来、過去を舞台にした長編ファンタジーを描きつづける。『ふるさとは、夏』(福音館文庫、福音館書店)で産経児童出版文化賞、『真実の種、うその種(ドーム郡シリーズ第3部)』(小峰書店)で日本児童文芸家協会賞を受賞。日本ペンクラブ、日本児童文芸家協会会員
倉馬奈未[クラマナミ]
東京工芸大学卒業。イラストレーター。児童書のイラストや、占い雑誌のイラスト、体験談ホラー漫画等の仕事を手がける
ハイロン[ハイロン]
東京都に生まれる。イラストレーター。おもに3DCGのキャラクターやメカを中心に、企業広告、書籍・雑誌、WEBなどのさまざまなメディアで活躍。このほか玩具メーカーのカードゲームのイラストなども手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けいねこ
2
作者が今言いたいことをぶっつけた、という印象。どこまで受け止められるかは、読み手の知識次第という気もする。続くようなので、今後の展開に期待。2015/07/03
tegi
0
想像以上にちゃんと「艦これ」踏まえた児童文学で驚く。ファンタジーとSFのバランス、後半の展開をどう取るかで評価は大きく分かれるだろうし、すべての提督が楽しめるとは思わないけれども、個人的には自分が小中学生のとき読んでたジュブナイルSFが現代の道具立てで活き活きとリブートされている感触で、もうとにかく楽しかったのだった。2015/05/23
読書国の仮住まい
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タマ川を抱えるせたたま地区には2つの小学校がある。 せた小学校とたまがわ小学校。 最近子供の数が増えてきたために校庭にプレハブ校舎を建てて対応していた。 新しい小学校が出来ることになったが、土地代が安いという理由で川原に建つことに。 しかし超ド級台風により川は氾濫、校舎が流されてしまう。 そこでどこかの国の客船を買い取り、これを小学校に改築することに。 だがやって来たのは空母であった。 ここに空母せたたま小学校が誕生する。 そんな時太平洋上に発生した汚毒を撒き散らす黒いエア・ボールを迎え撃つべく発進する。2020/09/14