内容説明
チョコちゃんのなまえはちよこ。みんなチョコちゃんとよんでいます。きゅうしょくのじかんになりました。チョコちゃんはうれしくありません。どうしてかな?『チョコちゃん』につづく、梛月美智子の幼年童話。
著者等紹介
梛月美智子[ヤズキミチコ]
1970年生まれ。2002年に『十二歳』でデビューし、第42回講談社児童文学新人賞を受賞。2006年には、『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞と第23回坪田譲治文学賞をダブル受賞した
またよし[マタヨシ]
1982年生まれ。油画を描いていた経験を生かし、デジタルでも色を重ねて作り上げる淡い色調を得意とする。絵本を通じて日本国外でも活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
32
チョコちゃんは給食を食べるのが遅い。苦手な食べ物が多くて、一生懸命食べるけど、なかなか食べ終わらない。ある日チョコちゃんはいいことを思いついた。目の前に座って給食を食べているだいすけ君の真似をして、同じように食べれば同じように食べ終わることができるに違いない。▽小学校低学年から。全ページにカラーイラストありで、給食をおいしそうに食べる様子が可愛い。2018/06/12
遠い日
14
シリーズ2。チョコちゃん、かわいいなぁ。一生懸命でいじらしい。嫌いなもの、苦手なものが多くてさっさと食べられない給食を、なんとか早く食べようと自分なりに努力するところが健気だ。学校はどうしても人と比べられてしまうところ。早食いのだいすけくんの真似をして、食べる順番まで同じにしたのに、やっぱりダメ。悔しくて情けなくて、涙ぽろり。わかるなぁ、その気持ち。がんばりを見ていてくれる先生でよかった。2020/09/18
Mer
13
可愛い表紙のチョコちゃん。ちょうど今日から1年生も給食が始まったので、思わず借りました。苦手なことにも苦手な食べ物にも、ちゃんと向き合う頑張り屋さん。読んでみれば「うんうん がんばれ( ¨̮ )」と、応援してしまいます。優しい先生で良かった〜とホッとしました。給食が苦手な子にはとても共感できる一冊だと思いました。低学年さん用に購入したい一冊です✨2022/04/13
びすけっと
11
2015年12月刊。図書館出会い本。ゆっくりいただくチョコちゃん、早く食べ終わりたくて考え出したのがまねっこ。ずいぶん努力したのに・・・ 大好きなものを思い浮かべながらいただくのは、生活の黒字ノートと同じかと。いっぱいゆっくり食べて大きくなってね、チョコちゃん。2016/02/02
海(カイ)
8
【図書館】チョコちゃんシリーズ2冊目。チョコちゃんは給食を食べるのが遅い。私も小学一年生の時は一人、食べ終えるのが遅かった。自分のことだと思いながら読みました。でも、私はその時に嫌いな食べ物を克服できたと聞くから給食は大事だと思ったものだ。2021/05/16