内容説明
レッツは5さい。5さいのレッツが、4さいのころを思いだす。それは、むかしむかしの、ちょっとむかし。『レッツとネコさん』につづく、レッツ・シリーズの新刊。
著者等紹介
ひこ・田中[ヒコタナカ]
1953年生まれ。同志社大学文学部卒業。1990年『お引越し』で第1回椋鳩十児童文学賞受賞。同作が相米慎二監督により映画化される。『ごめん』で第44回産経児童出版文化賞JR賞受賞。冨樫森の手で映画化される。「児童文学書評」主宰
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。広告美術や依頼造型の仕事をするかたわら、日常生活を絶妙に切り取るスケッチの名手として注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
75
レッツは5才。洗面台に立つと目までしか見えないから、小さな踏み台を使う。その踏み台をレッツはゴキブリさんと呼ぶ。踏み台がきらいなのではなく、カブトムシに似ているから。レッツが踏み台を使わずに、つまたてになって蛇口に手を伸ばしたり、踏み台を使っていろんな部屋をのぞいてみたり。小さい頃は日々冒険。面白おかしくレッツの成長を見ることが楽しみな絵本2024/01/24
ゆのん
52
この夏、1番怖い物語。Gはダメなんです・・。ヨシタケシンスケさんの可愛い絵をもってしてもGはムリなんです・・。2018/07/05
kei302
51
2010年そうえん社の本。レッツが4歳のころを思い出します。目線の違いと見えるものやレッツの「発見」、汚れやホコリを見つけて知らせるのだけど…大人とのすれ違いを「きらいになる」と表現するのが面白い。 子どもの語彙ってそうだよねえ。2018年の講談社版はオールカラー!2022/02/28
しゅわ
46
【図書館】ヨシタケシンスケワールドにハマったので、こちらも借りてきてみました。絵はいつものヨシタケさんですが、文章がほかの方のようで…少し長めの物語となっています。やんちゃな5歳の男の子・レッツくんが自分の成長!?を振り返る…踏み台に乗って歯磨きしたり、視線が変わったり…誰でも通る どこか懐かしい感覚がよみがえる一冊です。それにしてもレッツくん、踏み台のその名前だけはやめて~(涙) おもしろかったので、シリーズほかも借りてみようと思います♪2015/12/23
mayu
31
ひこ・田中さんもヨシタケさんも好きです。でもダメだ!ひこさんが書こうがヨシタケさんが描こうが、キライなものはキライだし、イヤなものはイヤ!なんでその名前を付けた!!!かわいいかわいい話しだよ。五つのレッツが四つだったころの話し。絶賛成長中で、昨日はできなかったけど今日はバンバンできちゃって、成長にビックリ。ムスメちゃんが鉄棒ができるようになって、足もつかずぐるぐるぐるぐる回ってるのが楽しいみたいで、見てると気分が悪くなりそうなくらい回ってて、「ちくわみたい」って言ったら「ちがう!」って止めたの思い出した。2019/07/08