著者等紹介
内山晟[ウチヤマアキラ]
1941年東京生まれ。幼年時代に疎開先の群馬県沼田市で過ごし、自然に親しむ。1969年にガラパゴスをふくむ中南米に最初の海外取材をおこなって以来、北極から南極まで野生動物を追い、五大陸を歩く。1年の大半を外国で過ごし、海外取材歴は現在まで80数回を数える。日本写真家協会会員、日本自然科学写真協会会員
江口絵理[エグチエリ]
1973年生まれ。阪急コミュニケーションズ(元TBSブリタニカ)勤務を経て、イギリスの出版社ブルームズベリーにインターン勤務後、フリーランスの編集者・ライターになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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子どもたちが選んだ本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
64
表紙の写真を見た娘の一言に笑いました。その一言とは、「この写真、ヤラセっぽいね。」でした。娘のツッコミはこれだけでは終わりませんでした。読み進めること数ページ目。私は思わずこう呟きました。「へ〜!ミーアキャットの家族は、お母さんがリーダーなんだって。」と。すると娘が一言。「えっ!?、生物って皆んなそんなもんじゃないの?」2020/02/05
てんちゃん
26
安住さんがラジオで紹介していた絵本。ミーアキャットは家族で群れて暮らし、お母さんがボス。子供もそれぞれ仕事を受け持つ。しかし、子供が新たな所帯をもち、子をなすことは許されない…。見方によっては、子を虐待し詐取しているとも言えるのでは?ちょっと、ミーアキャットに幻滅してしまいました(´;ω;`)2016/12/25
ツキノ
18
2010年1月発行。『おやすみなさいどうぶつたち』にミーアキャットの寝姿が描かれていて気になっていたらこの写真絵本を発見。寝姿は残念ながら見られませんが、とても丁寧に生態を追っている。手をそろえて立っているような印象があるミーアキャット、これはおひさまに向かって立ち(しっぽでも支えている)、おなかをあたためているそうです。(E10-522)2021/01/11
Cinejazz
16
南アフリカの乾燥地帯に生息する「ミーアキャット」 (猫の仲間ではなくマング-スの仲間) の家族の生態を追った、写真家<内山 晟>さん撮影、<江口絵里>さん語りによる写真絵本。・・・カラハリ砂漠でのひと家族の縄張りは1~2キロメ-トル四方。背筋をぴんと伸ばして立つと、背の高さは30センチほど。大人たちは、巣穴を離れて餌探し。赤ちゃんの子守り役は、家族が交代で天敵から身を守る。空からはゴマバラワシ、地上ではジャッカル、地面には蛇、隣の縄張り家族の脅威・・・厳しい掟と絆のなかで生きている家族の物語。2024/07/19
ナハチガル
12
天敵から身を守るため、少しでも遠くを見通そうとしてまっすぐに立ち上がるようになったんだろうし、砂漠での生活は過酷この上ないのだろうけど、どうしてもたくましさより愛嬌を感じ取られてしまう、そんなちょっと損してるけど人のいい一家、という感じ。なで肩の後姿に漂う哀愁もよい。A-。2015/09/14