内容説明
この地に息づくすべてのいきものは、ねむりにおちるのでしょうか。なかなかねつかないおひめさまはたずねます。「ねえ、せかいじゅうのみんながねるの？」この絵本は、夜空を照らす月のように、優しい光を放ちながら、子どもたちを安らかな眠りに誘います。
著者等紹介
ルージュ，メアリー［ルージュ，メアリー］ ［Ｌｏｇｕｅ，Ｍａｒｙ］
詩人。これまで幅広い層に対して作品を執筆している。ハムライン大学の文芸学部で教鞭を執っている
ザガレンスキー，パメラ［ザガレンスキー，パメラ］ ［Ｚａｇａｒｅｎｓｋｉ，Ｐａｍｅｌａ］
画家。コルデコット・オナー賞受賞。独特な世界観の描写を得意とする
浜崎絵梨［ハマザキエリ］
訳者。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。外資系金融機関での勤務を経て、シドニー大学美術学科で修士号取得（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
73
夜更かしが好きなおひめさまに、王さまとお妃さまはやさしく促します。無理強いはしないで、「パジャマには着替えましょう」「かおを洗って、歯をみがきましょう」。ねむくなくても、ふとんは気持ちいいよね。お話をしながら、ゆっくり、ゆっくり……と。きっと、素敵な夢をみるでしょう。コルデコット・オナー賞を受賞したパメラ・ザガレンスキーさんのちょっと不思議な絵は、夢の中の風景のようです。2015年3月初版。2015/05/10
かりさ
71
優しい眠りへの誘い。眠りたくないと言うお姫様に王様とお妃様は優しく語りかけお姫様は心地よく夢の世界へ。美しい色使い、動物たちの愛らしさ。お姫様があたたかくふわふわのベッドで眠りにつく姿にこちらまで良い眠りが出来そう。ゆっくりおやすみなさい。良い夢を☆2015/10/16
tokotoko
58
穏やかで優しいリズムの文章と、幻想的でとても美しい（しかも、オシャレ！）世界が、どんどん読者を眠りの世界に誘う１冊です。おひめさまと一緒にぐっすり・・・眠りませんか？例え昼寝でも、うたた寝でも、おひめさま、きっと安心すると思います。2016/04/11
gtn
37
頭ごなしの説得に応じられるものではない。その人が自分のことをすべて受け入れてくれた時、安心してその人に従うことができる。2020/11/23
小夜風
35
【図書館】素敵な絵！コラージュなのかな。版画なのかな。どうやって描かれているんだろうってじっくり見入ってしまいました。こんな風に眠りにつけることが凄く幸せなことのように思えてきます。眠れない夜にまた読みたいな♪2015/05/08
