そうえんしゃ・世界のえほん ぼくができること

スモールマン，スティーブ【文】〈Ｓｍａｌｌｍａｎ，Ｓｔｅｖｅ〉/ワーンズ，ティム【絵】〈Ｗａｒｎｅｓ，Ｔｉｍ〉/左近 リベカ【訳】

そうえん社（2006/02発売）

• サイズ A4判／ページ数 25p／高さ 27cm
• 商品コード 9784882642817
• NDC分類 E
• Cコード C8797

内容説明

ある日、あたらしいおもちゃがとどきました。ちっちゃくてフワフワ。かわいらしいシマシマもようのおなかは、ぽっこりふくらんでいます。「きみはなにができるんだい？」と、きかれます。「まだぼくにもわかんないんだ」と、こたえました。すると、そこにいたおもちゃが、「じゃあ、いっしょにかんがえてあげるよ」と、いいました。さあ、あたらしいおもちゃは、いったい、なにができるでしょう？「ぼくができること」とは？自分探しの心あたたまる絵本。

著者等紹介

スモールマン，スティーブ［スモールマン，スティーブ］［Ｓｍａｌｌｍａｎ，Ｓｔｅｖｅ］
イギリスのケンブリッジ州に生まれる。現在はスタフォード州に妻と４人の子どもとともに暮らしている。２５年以上も絵本のイラストレーターをしていたが、最近は絵本の文章をはじめた

ワーンズ，ティム［ワーンズ，ティム］［Ｗａｒｎｅｓ，Ｔｉｍ］
１９７１年イギリスのブライトンに生まれる。自宅のあるドーセット郊外にスタジオを構え、同じくイラストレーターである妻、ジェーン・チャップマンとともに暮らしている。１９９６年には「Ｉ　Ｄｏｎ’ｔ　Ｗａｎｔ　ｔｏ　Ｇｏ　ｔｏ　Ｂｅｄ」がノッティンガム州絵本大賞を受賞。１９９７年にも「Ｉ　Ｄｏｎ’ｔ　Ｗａｎｔ　ｔｏ　Ｈａｖｅ　ａ　Ｂａｔｈ」が受賞した。さらに２００３年には、「Ｓｃａｒｅｄｙ　Ｍｏｕｓｅ」がシェフィールド絵本大賞を受賞

左近リベカ［サコンリベカ］
１９７２年東京都に生まれる。ルーテル学院大学卒業後、英国サリー・ローハンプトン大学院心理学部に留学。現在、不登校、喪失体験、虐待経験など困難を抱える子どもを対象に遊戯療法士（プレイセラピスト）として活動（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あおい]

「ぼくができることってなんだろう？」新しいおもちゃは自分ができる事を探します。でもなかなか見つかりません。特別な事ができなくたって誰かを優しい気持ちにすることができる。素敵な絵本です。

2012/07/02

[紅花]

考えてみれば、ぬいぐるみって動いたり音がしたりするわけじゃないのに、老若男女人気があるのよね。その本質をあらためて思った。子供たちも「そっか〜」そして、そのぬいぐるみの心地よさをつい想像してしまうらしい。

2014/07/03

[ゆにす]

人がぬいぐるみを「ギュー」って抱きしめているときって、ホントは人がぬいぐるみに抱っこしてもらっていたんだね。だって、いいきもちにしてもらっているのは、たぶん人のほうだもの。

2011/06/06

[HNYYS]

図書館本。優しい絵本。誰かのために何かができる、そんな大人に育ってほしいです。

2019/10/15

[がる]

読友さんご紹介本。　取り柄のない自分と重ねました。　できること、見つけられて良かったなぁ。

2011/06/19