内容説明
コンチキチン、コンチキチン…どこからともなく流れてくる、まつりばやしの音。そんな街はずれに、一軒の傘屋さんがありました。毎晩、ちいさな窓のそとの、月を見ながら、夜おそくまで、傘を作っている主人。そこへ、ふしぎなお客さんが、やってきたのです。
著者等紹介
岡本小夜子[オカモトサヨコ]
岡山に生まれ、三歳から京都に育ち、京都に住む。関西大学法学部卒業後、童話、詩、随筆を書くようになる。家の光童話賞優秀賞、アンデルセンメルヘン大賞入賞。日本ペンクラブ、日本文藝家協会会員
篠崎三朗[シノザキミツオ]
福島県生まれ。桑沢デザイン研究所専攻科卒業。日本児童出版美術家連盟、東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。現代童画会ニコン賞、高橋五山絵画賞受賞。作品『おかあさんぼくできたよ』(絵本)がミュンヘン国際児童図書館にて世界的に価値のある絵本に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅花
8
「って事は、雨が降る度傘借りてんの?」と娘の反応。2015/11/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
三丁目のはずれにある傘屋さんは、毎晩お月さまを見ながら傘を作ってます。ある晩、「傘を1本くださいな」と声がかかり見ると…。タイトルに傘があっても「雨」のテーマではない絵本です。祭囃子が秋を感じさせます。2023/04/03
亮さん
3
傘屋さんに太陽が傘を借りにきた本。 絵は綺麗だけど教訓めいたこととか感動とかはないと思う。2017/12/06
ぴっちゃん
2
おつきさまも傘がいるんだね(娘)2011/05/29
しろのあ
0
恩返し系なのかなと思いきやそうでもなく、いろいろな解釈ができそうです。月の絵面はすごくいいのでおつきみ特集に。2015/08/30