内容説明
総論において、自動車事故の責任をめぐる判例、学説上の議論を簡潔に概説。各論において、トラック、タクシー、バスという事業用自動車ならびに代行運転自動車が加害車となった場合の責任について、民事・刑事の両側面から裁判例を中心に詳細に検討するとともに、事故を起こした被用者に対する懲戒処分の妥当性如何についても検討を加えた。加害車両たる事業自動車自体の損害と求償をめぐる近時の議論についても言及する。
目次
第1部 民事上の責任・総論(運行供用者責任;使用者責任;一般的不法行為責任;工作物責任、営造物責任;運転者の責任無能力(意識喪失)と責任
自然災害との競合)
第2部 民事上の責任・各論(事業用自動車の加害責任)
第3部 損害と懲戒(損害;事故を起こした従業員(社員)の懲戒)
第4部 刑事責任(交通死傷事犯に対する刑事責任;行政刑罰法規上の罰則;交通死傷事犯および乗客等の安全確保に関する事業者の刑事責任)
著者等紹介
藤村和夫[フジムラカズオ]
日本大学法学部教授、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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