目次
第1部 満州の荒野で(誕生のエピソード―その家族たち;満州移住―土地を奪われた農民集団;父と母と宗教―のその影響を受けて;出郷―勉学の道を求めて;京城到着―夢と現実と飢えと)
第2部 菊田一雄の誕生(日本大学入学そして退学―眼覚め;転身―民族解放運動の道へ;岡本利吉との出会い―富士山麓農民学校で学ぶ;天性の組織者―菊田一雄の名つたわる;日本消費組合聯盟創立―機関紙部長となる;米よこせ運動―消組運動史最大の闘い;弾圧の記録―蒲田事件;後退期―消組の根絶をはかる警察;産業組合新聞社編集長―軍国主義風潮の高まり;別離と編集長辞任―二つのさようなら;疎開―神奈川県弥勒寺村の生活)
第3部 生協運動とともに(敗戦・甦える民主的諸活動―廃虚の街で;日本協同組合同盟結成―舞台は中央なら;横浜生協創立―希望の灯ともる;食糧確保運動―労組との連帯を深める;食糧便賢編集出版―全国運動への想い;組合経営の破たん―ドッヂラインの下で;嵐の音―徴税攻勢の重圧;組織を支える人たち―再建にかける;宅地造成事業―労組からの要望に応えて;菊田組長誕生―組織統一の夢実る;拡大と発展の光芒―にが笑いの大臣表彰;菊田一雄の死―遙かなる道終る)