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出版社内容情報
(1997年『高分子制振材料・応用製品の最新動向』普及版)
【執筆者一覧(執筆順)】
大野進一 東京大学 生産技術研究所 教授
(現)神奈川工科大学 工学部 機械工学科 教授
長松昭男 東京工業大学 工学部 教授
西澤 仁 昭和電線電纜(株) 材料研究部
(現)西澤技術研究所 代表
山口道征 (株)ブリヂストン
窪田三郎 富山県工業技術センター 生活工学研究所
(現)新光硝子工業(株) 企画開発部
豊田敬二 日本ゼオン(株) ゴム事業部
須部茂樹 (株)日本オートメーション 事業推進本部
直江正久 住友軽金属工業(株) 研究開発センター
高松秀雄 (株)クラレ イソプレンケミカル事業本部
(現) (株)クラレ 鹿島事業所 エラストマーカンパニー エラストマー研究開発部
田崎 学 昭和電工・デュポン(株) 技術研究所
古川博章 東ソー(株) 四日市研究所
(現) プラス・テク(株) カストマーサービスセンター
東山和康 東ソー(株) 機能材料事業部
木崎誉志 日本電気環境エンジニアリング(株) 福祉制振技術部
中西幹育 鈴木総業(株) 取締役副社長
板野直文 日本特殊塗料(株) 防音材事業部
山口久弥 日本特殊塗料(株) 技術部
(現) 日本特殊塗料(株) 第一技術部
室井和幸 (株)コスモ総合研究所 研究開発センター
金児洋明 (株)コスモ総合研究所 研究開発センター
門脇伸生 新日本製鐵(株) 名古屋技術研究部
竹中 稔 大塚化学(株) 化学品部
河口明義 大塚化学(株) 徳島研究所
(現) 近畿化学工業(株)
田中基八郎 (株)日立製作所 機械研究所
岡村 宏 三菱自動車工業(株) トラックバス開発本部
(現) 芝浦工業大学 機械制御システム学科 教授
坂本光雄 鹿島建設(株) 小堀研究室
宮川信幸 鹿島建設(株) 小堀研究室
御船直人 (財)鉄道総合技術研究所
半坂征則 (財)鉄道総合技術研究所
鈴木 実 (財)鉄道総合技術研究所
金澤純一 (財)小林理学研究所 物理研究室
(現) 武蔵野制振研究所 所長
(執筆者の所属は,注記以外は1997年当時のものです。)
【構成および内容】
第1章 振動と騒音の規制について 大野進一
第2章 振動制振技術に関する最近の研究動向 長松昭男
1.はじめに
2.研究などの活動
3.日本旗か医学会論文集の動向
3.1 概要
3.2 動呼振器
3.3 制振鋼板
3.4 振動絶縁・ダンパ
3.5 粘弾性材
4.おわりに
第3章 制振材料の最近の動向 西澤 仁
1.はじめに
2.制振材料の基本的コンセプトと高分子材料
3.制振材料の構造と制振特性
(1)拘束型
(2)非拘束型
4.制振材料の応用分野と代表的な制振材料
第4章 代表的制振材料の特性
(素材編)
1.制振材料の概要-ゴム・エラストマーなど- 山口道征
1.1 はじめに
1.2 振動減衰性
1.3 制震材料
(1)アスファルト系材料
(2)ゴム系材料
1.4 機器類の振動・衝撃吸収材料
1.5 ポリマーアロイ
1.6 おわりに
2.ポリノルボルネン系制振材料 窪田三郎
2.1 はじめに
2.2 試料調整
2.3 評価試験方法
2.4 PNR成形品のtanδに及ぼすプロセスオイルの影響
2.5 PNRに金属鉛粉末を高充填して成形した試料の制振,遮音,強伸度特性
2.6 PNR成形品の架橋密度が動的粘弾性に及ぼす効果
2.6.1 架橋度の推定
2.6.2 測定方法による転移温度の差異
2.6.3 伸張強伸度特性
2.7 tanδ温度分散曲線のブロード化への実例
3.ノルボルネンポリマー「ノーソレックス」の防音・防振・制振材料としての特性と用途開発 豊田敬二
-応用事例
3.1 はじめに
3.2 ノーソレックスの構造と特徴
3.3 ノーソレックスの特性
3.3.1 オイル吸着性
3.3.2 形状記憶性
3.3.3 油展ノーソレックスの高充填性
3.3.4 低硬度で高強度
3.3.5 低反発弾性
3.3.6 防音・防振および制振性
3.4 ノーソレックスの防振性能
3.4.1 防振ゴム
3.4.2 ハネナイト
3.4.3 各種グリップ
3.4.4 低硬度で高反発弾性(複写機用紙送りロール)
3.4.5 置床緩衝材
3.4.6 自動車騒音低減ゴム部品
3.4.7 鉛入り防音シート
3.5 おわりに
4.振動・衝撃吸収材「ゲルナック」シリーズの開発 須部茂樹
4.1 はじめに
4.2 苦情からの商品の誕生
4.3 新素材開発への挑戦
4.4 振動・衝撃吸収材の開発
4.5 ゲルナックUタイプの開発
4.6 ゲルナック塗料タイプの開発
(1)特徴
(2)使用方法
(3)使用例
(4)物性データ・試験データ
4.7 ゲルナックシリーズの今後の展開
5.難燃性制振発泡材「オロテックスNA-200」の特徴とその応用例 直江正久
5.1 はじめに
5.2 制振発泡材「オロテックスNA-200」
5.3 応用例-制振形材「スミシャット」とその鉄道車両への適用
5.4 おわりに
6.エラストマー系制振材「ハイブラー」 高松秀雄
6.1 はじめに
6.2 制振材
6.3 「ハイブラー」の基本特性と制振性能
6.3.1 基本特性
6.3.2 ハイブラーの制振性能
6.4 ハイブラーの応用
6.4.1 プラスチックブレンド
6.4.2 制振性複合材
6.4.3 ハイブラー発泡体
6.4.4 その他
6.5 ハイブラー水添グレードの特性
6.6 おわりに
7.エラストマー系制振材「ベイマック」 田崎 学
7.1 はじめに
7.2 ベイマックの構造とポリマーグレード
7.3 加硫特性
7.3.1 常態値
7.3.2 耐熱性
7.3.3 耐圧縮永久歪性
7.3.4 耐油性
7.3.5 低温性
7.4 ダンピング特性
7.4.1 損失係数
7.4.2 貯蔵弾性率
7.4.3 熱老化後のダンピング特性
7.4.4 まとめ
7.5 制振材としての応用
7.5.1 エンジンパッキン
7.5.2 配管保温材
7.5.3 吸音スポンジ
7.6 おわりに
8.エラストマー系制振材「エラステージEDシリーズ」 古川博章,東山和康
8.1 高機能熱可塑性エラストマー「エラステージ」の概要
(1)エラステージのゴム的性能
(2)エラステージ「ESシリーズ」の機能性
8.2 高機能制振材「EDシリーズ」
(1)制振性能
(2)成形加工品
(3)耐久性
(4)用途展開
9.高剛性制振材料 木崎誉志
9.1 はじめに
9.2 非拘束型制振材料
9.3 材料の制振性能
9.4 マウント材料
9.5 用途
10.高分子ゲル「αGEL」の応用と商品化 中西幹育
10.1 はじめに
10.2 シリコーンゲルの機能と特徴
10.3 各種GELの特徴
10.3.1 αGEL
10.3.2 βGEL
10.3.3 γGEL
10.3.4 高ダンピングGEL
10.3.5 θGEL
10.3.6 多孔質GEL
10.3.7 導電性GEL
10.3.8 多孔質導電性GEL
10.4 シリコーンゲルの用途開発
10.4.1 衝撃緩衝材
10.4.2 防振材
10.4.3 免震台
10.4.4 ステッピングモーターダンパー
10.4.5 防弾チョッキ
10.4.6 ロボット腕センサー
10.4.7 高密度フレキシブル型触覚型イメジャー
10.4.8 水撃防止器
(材料編)
11.制振塗料の特徴と「イーディーケル」 板野直文,山口久弥
11.1 はじめに
11.2 制振ということ
11.3 制振塗料の特徴
11.4 制振塗料の施工方法
11.5 制振塗料の性能など
11.6 制振塗料の使用上の留意点
(1)制振材料の温度依存性
(2)制振材の塗布厚み依存性
11.7 制振塗料の実用例
(1)金属屋根の防音対策
(2)工場騒音の例
12.水系塗布型制振材料「キャットフットM」 室井和幸,金児洋明
12.1 はじめに
12.2 特長および一般性状
12.3 塗装性
12.4 乾燥性
12.5 制振特性
12.6 効果および適用例
12.7 新規制振材料開発
13.制振鋼板「バイプレス」 門脇伸生
13.1 はじめに
13.2 複合型制振材料の構造と特徴
13.3 制振鋼板の振動特性
13.4 制振鋼板のパネルにおける振動特性
13.5 制振鋼板の音響特性
13.6 構造体の振動音響特性
13.7 制振鋼板の利用加工技術
13.8 主な制振鋼板の適用例
13.9 まとめ
13.10 おわりに
14.制振複合材料 竹中 稔,河口明義
14.1 はじめに
14.2 制振の原理と制振材料の分類
14.2.1 制振の原理
14.2.2 制振材料の分類
14.3 制振性測定方法
14.4 性振性複合材料
14.4.1 制振性複合材料の制振原理
14.4.2 フィラー充填型制振性複合材料
14.5 エンジニアリングプラスチックの制振性
14.6 チタン酸カリウム繊維強化制振複合材料
14.6.1 チタン酸カリウム繊維強化複合材料
14.6.2 チタン酸カリウム繊維強化制振性複合材料
14.6.3 制振性複合材料の用途
14.7 おわりに
第5章 各産業分野における制振材料の応用
1.家電・OA製品の制振 田中基八郎
1.1 はじめに
1.2 家電製品,OA製品の制振,防音の考え方
(1)制振,防音方法の基本
(2)制振,防振のための材料利用の基本的な考え方
(3)制振材の特性と効果
(4)振動絶縁材の特性と効果
(5)低振動材
(6)アクティブ・アダブティブ制振システムにおける材料
(7)吸音材,しゃ音材
1.3 エアコンにおける制振材,吸音材
(1)制振問題
(2)防音問題
1.4 洗濯機における制振材,吸音材
(1)制振問題
(2)防音問題
1.5 そのほかの家電製品
1.6 情報機器などにおける制振材
1.7 おわりに
2.自動車における制振 岡村 宏
2.1 ダンピング技術の適用
(1)適用の考え方
(2)材料ダンピングと構造ダンピング
(3)ダンピング効果の附加
2.2 ダンピング特性の予測技術について
(1)ダンピング非線形性の扱い
(2)ダンピング特性の予測
(3)最適化へのアプローチ
2.3 適用対象
(1)車体系構造物への適用
(2)パワートレイン系構造物への適用
(3)パワートレイン軸系への適用
(4)他の方法との組み合わせ
2.4 おわりに
3.建築における制振 坂本光雄,宮川信幸
3.1 建物の振動
(1)建物の振動
(2)共振現象と減衰効果
(3)応答スペクトル
3.2 耐震構造と制振・免震構造
(1)耐震構造
(2)制震・免震構造
3.3 制震・免震装置の分類
(1)制震・免震装置の分類
(2)制震建物の実施例
3.4 各種の制震・免震装置
(1)免震装置
(2)粘弾性ダンパ
(3)粘性ダンパ
(4)オイルダンパ
(5)鋼製弾塑性ダンパ
4.鉄道における制振 御船直人,半坂征則,鈴木 実
4.1 はじめに
4.2 鉄道における騒音・振動の考え方
4.3 鉄道の構成要素
4.4 軌道
(1)レール制振材
(2)軌道パッド
(3)スラブマット
(4)バラストマット
(5)弾性まくらぎ
(6)ラダー型まくらぎ用防振体
(7)弾性バラスト
(8)透明制振防音板
4.5 橋梁
(1)2層式制振材
(2)磁性複合型制振材
(3)桁免振体
4.6 土木
(1)振動遮断工
4.7 電車線路
(1)防振ハンガ
(2)制振電柱
4.8 車両
(1)弾性車輪
(2)制振パンタグラフ
4.9 おわりに
5.船舶用制振材料 西澤 仁
5.1 はじめに
5.2 船舶用制振材の特徴と要求される性能
(1)火炎伝播性試験
(2)発煙性試験
(3)制振特性試験
5.3 船舶用性振材の特性
第6章 薄板のダンピング試験 金澤純一
1.薄板の屈曲振動と共振現象
2.共振のモデルとダンピング指標
2.1 自由度の力学共振系モデル
3.薄板の屈曲振動
3.1 内部損失のない薄板ビームの屈曲振動
3.2 内部損失のある薄板ビーム
3.3 ダンピングを付加された薄板ビーム
3.4 面状のダインピング試験
4.薄板野ダンピング試験
5.ダンピング計測の課題
内容説明
最近、比較的経済的で、取り付けも簡単な制振材料が注目され、各産業分野に広く応用されている。制振材料は主として高分子材料が使われているが、その他石油製品、金属なども含まれる。今回、最近の制振材料の動向を、制振効果の原理、制振材料の最新動向、代表的な制振材料の特性、応用製品と制振特性の評価方法等を、第一線で活躍されている各専門家の方々に執筆いただいた。
目次
第1章 振動と騒音の規制について
第2章 振動制振技術に関する最近の研究動向
第3章 制振材料の最近の動向
第4章 代表的制振材料の特性
第5章 各産業分野における制振材料の応用
第6章 薄板のダンピング試験
著者等紹介
西沢仁[ニシザワヒトシ]
昭和電線電纜(株)材料研究部。(現)西沢技術研究所代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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