新版ポリウレタン原料・製品の総合調査 (新版)

新版ポリウレタン原料・製品の総合調査 (新版)

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  • サイズ A4判/ページ数 293p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784882316404
  • Cコード C3058

出版社内容情報

    刊行のねらい

 「ポリウレタン」はポリオールとイソシアネートの重付加反応により合成されるが,ポリオール,イソシアネートとも数多くの種類が あり,この組合わせによる応用領域は広く,汎用樹脂の分野からスペシャリティーケミカル分野まで数多く枝分かれしている。ポリウレタンは自己接着性,反応性など優れた機能を持っており,これらの機能を活用し,軟質,半硬質,硬質フォームのほか,エラストマー,接着剤,塗料,弾性繊維,塗膜防水材,シーリング材など数多くの製品を開拓した。原料および製品の種類が多いことがポリウレタン工業の全体像をとらえる難しさがある。
 日本のポリウレタン工業は1955年,井上護謨工業(現イノアック)がエステル系軟質スラブをバイエルから技術導入し,国産を開始して以来45年の歴史を積み重ねた。この間に飛躍的な発展を遂げたが,90年代に大きな変化と解決を迫られる課題が発生した。供給面では,欧米企業を軸とする再編成とアジアパシフィックへの進出である。日系企業も欧米企業の影響を受け,再編成が進行した。80年代までは各樹脂とも国内完結型であったが,事業展開がグローバル化しており,日本のポリウレタンメーカーもアジア中心とする海外戦略を強化している。
 ポリウレタン工業の大きな課題は環境問題で,発泡剤に係わるオゾン層保護対策は大きく進展したが,リサイクルシステムの構築はポリウレタンの発展のためには重要で現在,業界挙げて取り組んでいる。
 本書は広範なポリウレタン原料および製品の最新市場情報を体系的に調査し,海外進出・海外情報や環境問題など直面している課題も広く取り上げた。


    構成および内容

第1章 総 括 編
1.ポリウレタン原料・製品の総括表
 1.1 ポリオール類とポリウレタン製品および主用途
 1.2 イソシアネート類とポリウレタン製品および主用途
2.ポリウレタン原料・製品の品目別市場規模と参入メーカー
 2.1 ポリウレタン原料
 2.2 ポリウレタン製品
 2.3 ポリウレタンの製品種類別用途別需要量推移
3.業界再編成の動向
4.ポリウレタン原料・製品メーカーのアジア進出
 4.1 ポリウレタン原料
 4.2 ポリウレタン製品
5.環境問題とポリウレタン
 5.1 ポリウレタン樹脂製品のリサイクル
 5.2 フロン規制と発泡剤
 5.3 ポリウレタン樹脂の水性化

第2章 ポリウレタン原料の分析
1.ポリオールまとめ
 1.1 ポリオールメーカーと扱い品目
 1.2 主要ポリオールのメーカー別生産能力と生産量・販売量
 1.3 ポリオールの流通形態
 1.4 ポリオールの海外動向
 1.5 ポリオール各論
  (1) ポリエーテルポリオール
     PPG(ポリプロピレングリコール)
     PTMEG(ポリテトラメチレンエーテルグリコール)
     POP(ポリマーポリオール)
  (2) ポリエステル系ポリオール
     ポリエステルポリオール
     ポリカプロラクトンポリオール(PCL)
     ポリカボネートポリオール(PCD)
  (3) 直鎖状ポリオール
     1,4-ブタンジオール(1,4-BD)
     1,5-ペンタジオール(1,5-PD)
     1,6-ヘキサンジオール(1,6-HD)
     ポリブタジエンポリオール
  (4) その他ポリオール
     トリメチロールプロパン(TMP)
     ネオペンチルグリコール(NPG)
     メチルペンタンジオール(MPD)
 1.6 新規ポリオール~1,3-プロパンジオールの開発動向
   (1) 概 要
   (2) 1,3-プロパンジオールの製法とコスト
   (3) 1,3-プロパンジオールの企業化動向
   (4) 1,3-プロパンジオールの用途
2.イソシアネートまとめ
 2.1 イソシアネーメーカーと扱い品目一覧
 2.2 主要イソシアネートのメーカー別生産能力と生産量・販売量
 2.3 イソシアネートの海外動向
 2.4 イソシアネート各論
  (1) 芳香族系イソシアネート
     MDI(メチレンジフェニルジイソシアネート)
     TDI(トリレンジイソシアネート)
     XDI(キシリレンジイソシアネート)
     NDI(ナフチレン1,5-ジイソシアネート)
     TMXDI(テトラメチレンキシリレンジイソシアネート)
  (2) 脂環族系イソシアネート
     IPDI(イソホロンジイソシアネート)
     H12MDI(水添MDI,ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート)
     H6 XDI(水添XDI)
  (3) 脂肪族系イソシアネート
     HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)
     DDI(ダイマー酸ジイソシアネート)
     NBDI(ノルボルネン・ジイソシアネート)

第3章 ポリウレタン製品の分析
1.ポリウレタン製品の市場マップ
 1.1 ポリウレタン製品の概要
 1.2 ポリウレタンの用途別市場規模推移
 1.3 ポリウレタンの輸出・輸入状況
 1.4 ポリウレタン製品の用途マップ概要
 1.5 ポリウレタン誘導品別のメーカー数
 1.6 水系ポリウレタン樹脂のメーカーと上市製品
 1.7 ポリウレタンの自動車使用部位
2.ポリウレタン製品各論
 2.1 ポリウレタンフォーム
  (2) ポリウレタンフォームの需要動向
  (3) ポリウレタンフォームメーカー
 2.2 RIM,R-RIM
  (1) RIM,R-RIMの種類と特徴
  (2) RIM,R-RIMの業界構造
  (3) 用途および需要動向,今後の将来性
 2.3 ポリウレタンエラストマー
  (1) 概 要
  (2) ポリウレタンエラストマーの分類と用途
  (3) 熱可塑性エラストマーの供給体制
  (4) 熱硬化型タイプの用途別種類別需要
 2.4 ポリウレタン系塗料
  (1) ポリウレタン系塗料の種類
  (2) ポリウレタン系塗料の特徴
  (3) ポリウレタン系塗料の需要推移
  (4) ポリウレタン系塗料メーカーの商品
  (5) 脱溶剤化の動向
 2.5 ポリウレタン系接着剤
  (1) ポリウレタン系接着剤の種類と特徴
  (2) ポリウレタン系接着剤の生産量推移
  (3) ポリウレタン系接着剤の主要メーカーの動向
  (4) ポリウレタン系接着剤の用途別出荷量とおよび需要動向
  (5) 構造用ポリウレタン系接着剤
  (6) 水系ポリウレタン接着剤の市場規模と主要メーカー
  (7) ウレタン系ホットメルト接着剤の市場規模と主要メーカー
 2.6 ポリウレタン系シーリング材
  (1) シーリング材の種類
  (2) ポリウレタン系シーリング材の用途
  (3) 建築用シーリング材におけるポリウレタン系の需要推移
  (4) ポリウレタン系シーリング材のメーカー
 2.7 ポリウレタン系建材
  (1) 概 要
  (2) ポリウレタン系建材の用途と種類
  (3) ポリウレタン系建材の組成例と合成樹脂建材の中での位置付け
  (4) 用途別出荷量推移および用途別構成
  (5) ポリウレタン系建材の需要動向と今後の展望
  (6) ポリウレタン系建材の関連メーカーブランドの動向
 2.8 ポリウレタン人工皮革・合成皮革
  (1) ポリウレタン人工皮革・合成皮革の用途
  (2) ポリウレタン人工皮革・合成皮革の主原料と種類
  (3) ポリウレタン人工皮革・合成皮革の需要推移および用途別需要構成
 2.9 ポリウレタン靴底
  (1) ポリウレタン靴底の概要
  (2) 靴底材料の比較
  (3) ポリウレタン靴底とポリウレタン系接着剤との関係
 2.10ウレタン系バイダー
  (1) 概 要
  (2) バイダー用樹脂の選択
  (3) ポリウレタン系バイダー用途と特徴
  (4) ポリウレタン系バイダーの市場動向
 2.11スパンデックス
  (1) 概 要
  (2) スパンデックスの種類と用途
  (3) 衣料用途におけるスパンデックスの伸長率の分類
  (4) スパンデックス分野におけるポリウレタンの需要量推移
  (5) 世界のポリウレタン弾性繊維及びスおよびウレタン系化学繊維メーカー生産設備能力
 2.12 その他のウレタン製品

内容説明

本書は広範なポリウレタン原料および製品の最新市場情報を体系的に調査し、海外進出・海外情報や環境問題など直面している課題も広く取り上げている。

目次

第1章 総括編(ポリウレタン原料・製品の総括表;ポリウレタン原料・製品の品目別市場規模と参入メーカー;業界再編成の動向 ほか)
第2章 ポリウレタン原料の分析(ポリオールまとめ;イソシアネートまとめ)
第3章 ポリウレタン製品の分析(ポリウレタン製品の市場マップ;ポリウレタン製品各論)

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