内容説明
バイオミネラリゼーションは、生物が鉱物(ミネラル)をつくることであり、最近大きな注目を集めている。本書は、バイオミネラリゼーションに関するより深い理解を促進し、バイオミネラリゼーションに関心を有する様々な分野の専門家間の意見交換をうながし、これにより、バイオミネラリゼーションに倣い、それを超える新材料創製のアプローチの進展に役立たせることを目的として企画された。すなわち、バイオミネラルの構造やその自己組織的形成過程に倣うことにより、精密な階層構造を有する高機能・環境低負荷・省エネルギー性の材料を創製することについての新しい方向を探る目的で編集したものである。
目次
1 バイオミネラリゼーションの生化学的解明(バクテリアによるバイオナノマグネタイト生成プロセスとその応用技術;アメリカザリガニにおける石灰化;真珠;ココリス ほか)
2 バイオミネラリゼーションに倣う新機能材料の創製(炭酸カルシウム系;リン酸カリシウム系;シリカ系;重金属)
著者等紹介
加藤隆史[カトウタカシ]
東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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