エレクトロニクス材料・技術シリーズ<br> プロジェクターの最新技術

個数:

エレクトロニクス材料・技術シリーズ
プロジェクターの最新技術

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ B5判/ページ数 240p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784882315124
  • NDC分類 535.85
  • Cコード C3054

出版社内容情報

★高輝度・高解像度化で市場拡大が進むプロジェクターの最新技術動向を集約!
★光源,光学系,マイクロレンズアレイ,スクリーンなどの要素技術を個別に詳述!
★第三の薄型TVとして話題のリアプロTVをはじめとした各種応用システム例も充実!


--------------------------------------------------------------------------------

 プロジェクターに対する評価は,長い間,表示画像が暗い,解像度が低い,色ずれを生じ易い,などとはかばかしくなかった。しかし,プロジェクターの性能は着実に向上し,特にTFT(薄膜トランジスター)液晶テレビパネルを用いた装置(液晶プロジェクター)やディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いた装置(ライトスイッチ式プロジェクター)が商品化され,投写画像が明るく,高解像度になるにつれて,プロジェクターに対する評価は次第に高くなり,今日では,データプロジェクターとして会議に欠かせないものになっている。
 プロジェクターの高輝度化・高解像度化のためには,液晶テレビパネル,DMDなど画像形成素子の高性能化だけでなく,ランプ,光学系,スクリーンなどコンポーネント・要素技術の向上も不可欠である。また,プロジェクターをさらに普及させるためには,その使い方に関わる各種の要求に応える必要がある。
 そこで,本書では,第1章で,プロジェクターの各種方式について,今や過去のものとなった装置も含めて述べ,第2章から第4章で,現在使われているCRTプロジェクター,液晶プロジェクター,ライトスイッチ式プロジェクターの表示原理,構成,特徴などを解説し,第5章で,主要なコンポーネントや要素技術について解説した。第6章では,プロジェクターの使われ方の例として,各種の応用システムについて解説した。また,プロジェクターによって投写された画像は人間の目によって観察されるわけであるので,第7章で,視機能から見たプロジェクターの評価を取り上げた。執筆者は,それぞれの分野で現在第一線でご活躍の方々である。本書がプロジェクターの一層の発展にいささかでも貢献できれば幸いである。(本書『はじめに』より抜粋)
(本書『はじめに』より抜粋)


--------------------------------------------------------------------------------

西田信夫 徳島大学 工学部 光応用工学科 教授
福田京平 徳島文理大学 文学部 コミュニケーション学科 教授
菊池宏 日本放送協会 放送技術研究所 材料基盤技術 主任研究員
東忠利 ウシオ電機(株) 顧問(非常勤)
八木隆明 ルミレッズ ライティング ジャパン セールスグループ テクニカル サポート マネージャー
永瀬修 リコー光学(株) 第二事業本部 U-TF 課長技師
小川恭範 セイコーエプソン(株) LCP設計部 課長
松本研二 HOYA(株) コンポーネント事業部 技術開発部 開発グループ グループリーダー
織田訓平 DNP Corporation USA , Manager
後藤正浩 大日本印刷(株) ディスプレイ製品事業部 研究開発本部 デイスプレイ製品開発部 エキスパート
大島徹也 (株)日立製作所 材料研究所 画像デバイス研究部 研究員
中島義充 三菱電機(株) 京都製作所 所長室 専任/プロジェクトリーダ(新リアプロジェクタ技術開発)
鹿間信介 三菱電機(株) 情報技術総合研究所 光・マイクロ波回路技術部 次長 工学博士
寺本浩平 三菱電機(株) リビング・デジタルメディア事業本部 デジタルメディア事業部(京都製作所駐在) 主管技師長
藤井哲郎 日本電信電話(株) 未来ねっと研究所 第一推進プロジェクト プロジェクトマネージャ
清川清 大阪大学 サイバーメディアセンター 助教授
奥井誠人 日本放送協会 放送技術研究所 テレビ方式 主任研究員
関口治郎 (株)NHKテクニカルサービス 事業開発センター 製作 立体ハイビジョン チーフエンジニア
坂本幹雄 NECビューテクノロジー(株) 開発本部 本部長代理
小川潤 NECビューテクノロジー(株) 開発本部 第四技術グループ マネージャー
鵜飼一彦 早稲田大学 理工学部 応用物理学科 教授



--------------------------------------------------------------------------------


目次PDF

第1章 プロジェクターの基本原理と種類(西田信夫)
1. はじめに
2. プロジェクターの基本原理
3. CRTプロジェクター
4. ライトバルブ式プロジェクター
4.1 油膜ライトバルブ式プロジェクター
4.2 電気光学ライトバルブ式プロジェクター
4.3 液晶ライトバルブ式プロジェクター
5. ライトスイッチ式プロジェクター

第2章 CRTプロジェクター(福田京平)
1. はじめに
2. 基本構成
3. 背面投射型と前面投射型
4. 背面投射型CRTプロジェクターの構成要素
4.1 ミラー
4.2 投射レンズ
4.3 CRT
4.4 液冷直結方式
4.5 スクリーン
4.6 3色の投射像の合成

第3章 液晶プロジェクター(菊池宏)
1. はじめに
2. 基本構成
3. 液晶ライトバルブ
3.1 電気アドレス型液晶ライトバルブ
3.1.1 透過型液晶ライトバルブ
3.1.2 反射型液晶ライトバルブ
3.2 光アドレス型液晶ライトバルブ
4. 投影システム
4.1 透過型液晶プロジェクター
4.2 反射型液晶プロジェクター
4.2.1 3板式
4.2.2 単板式
4.3 光書込み型液晶プロジェクター
4.4 超高精細映像表示システム
4.4.1 スーパーハイビジョンにおける画素ずらし法
4.4.2 マルチ画像システム

第4章 ライトスイッチ式プロジェクター(西田信夫)
1. はじめに
2. ディジタルマイクロミラーデバイスの構造と動作原理
3. ディジタルマイクロミラーデバイスの製作方法
4. ディスプレイへの応用
4.1 暗視野投写光学系
4.2 パルス幅変調による階調表示
4.3 投写型ディスプレイ装置
5. おわりに

第5章 コンポーネント・要素技術
1. ランプ(東忠利)
1.1 はじめに
1.2 ハロゲンランプ
1.3 メタルハライドランプ
1.3.1 製作方法
1.3.2 封入物
1.3.3 点灯方式
1.3.4 入力電力とアーク長
1.3.5 分光エネルギー分布
1.3.6 効率と寿命
1.4 超高圧水銀ランプ
1.4.1 製作方法
1.4.2 点灯方式
1.4.3 反射鏡
1.4.4 定格電力およびアーク長
1.4.5 分光エネルギー分布および輝度分布
1.4.6 効率と寿命
1.5 キセノンランプ
1.5.1 石英ガラス製キセノンランプ
1.5.2 セラミックス製キセノンランプ

2. プロジェクター用LED光源(八木隆明)
2.1 はじめに
2.2 プロジェクターの明るさ
2.3 LED光源の白色面輝度
2.4 ライトバルブのEtendueと光源のLED数
2.5 LEDプロジェクター光束

3. 照明光学系(永瀬修)
3.1 はじめに
3.2 プロジェクターの照明系
3.2.1 基本構成
3.2.2 フィルムから液晶パネルへの転換
3.2.3 液晶プロジェクターの光学系
3.2 インテグレータ光学系
3.3.1 フライアイインテグレータ
3.3.2 ロッドインテグレータ
3.4 偏光変換光学系
3.5 偏光変換インテグレータ光学系
3.6 プロジェクターにおける投射レンズと照明系のマッチング
3.7 おわりに
 
4. 色分離・色合成光学系(小川恭範)
4.1 はじめに
4.2 色分離・色合成光学系の基本構成
4.2.1 単板式プロジェクター
(1) ミラー順次光学系
(2) プリズム合成光学系
4.2.2 3板式プロジェクター
4.3 構成部品
4.3.1 ダイクロイックミラー
4.3.2 クロスダイクロイックプリズム
4.4 色設計
4.4.1 基本的な考え方
4.4.2 色むら
4.4.3 フィルターの構成
4.5 まとめ
5.マイクロレンズアレイ(松本研二)
5.1 はじめに
5.2 実効開口率向上
5.3 要求性能
5.4 液晶プロジェクター用マイクロレンズアレイの各種製法
5.4.1 イオン交換法によるマイクロレンズアレイの製法
5.4.2 2P(Photo-Polymerization)法によるマイクロレンズアレイの製法
5.4.3 レジストリフロー法と反応性イオンエッチング法によるマイクロレンズアレイの製法
5.4.4 ウエットエッチング法によるマイクロレンズアレイの製造方法
5.5 液晶プロジェクター用マイクロレンズアレイの構成材料
5.5.1 ガラス基板
5.5.2 マイクロレンズアレイ用高分子材料
(1) 高屈折率化に関して
(2) 高耐光性化に関して
(3) マイクロレンズアレイ用樹脂
5.6 マイクロレンズの用語と定義
 
6. 背面投射型スクリーン(織田訓平,後藤正治)
6.1 リアプロジェクションディスプレイとスクリーン
6.2 MDプロジェクター
6.3 MDプロジェクター用スクリーン
6.4 光吸収部(ブラックストライプ)付きスクリーン
6.5 ウルトラ・ハイ・コントラスト・スクリーン(UCS)
6.6 新規高効率スクリーン
6.7 薄型プロジェクションディスプレイ用スクリーン
6.8 まとめ
 
7. 指向性反射スクリーン方式投射型立体ディスプレイ(大島徹也)
7.1 はじめに
7.2 裸眼立体表示の原理
7.3 複数人観賞用スクリーン
7.4 画面輝度均一化スクリーン
7.5 水平鑑賞範囲拡大ディスプレイ
7.6 卓上ディスプレイ
7.6.1 小型・小電力LEDプロジェクター
7.6.2 高効率LEDアレイ光源
7.6.3 試作ディスプレイ
7.7 おわりに

第6章 応用システム
1. リアプロジェクションテレビ(中島義充,鹿間信介)
1.1 はじめに
1.2 テレビの基礎
1.2.1 テレビ方式と視覚
(1) 画面サイズと最適視距離
(2) 解像力と視力
(3) 明るさと弁別
(4) 毎秒像数とフリッカ
(5) 色の弁別
(6) 運動視
1.2.2 画質
(1) 画質評価
(2) テレビ信号と信号処理
1.3 リアプロ・テレビの概要
1.3.1 PTV技術史
1.3.2 リアプロ・テレビの製品と特長
1.4 リアプロ・テレビ向け光学技術
1.4.1 DMDTMによる空間光変調原理
1.4.2 屈折式光学エンジン
(1) DVD素子と光学系の構成
(2) 投写系
(3) 照明系
1.4.3 屈折・反射式光学エンジン
(1) 新光学系
(2) ハイブリッドフレネルスクリーン
(3) リアプロジェクターの特性
1.5 キーコンポーネントの最新動向
1.5.1 光源
1.5.2 スクリーン
(1) 偏光スクリーン
(2) 薄膜スクリーン
(3) クロスレンチキュラーレンズ
1.5.3 ライトバルブ
1.5.4 画素ずらし素子
 
2. リアプロ・マルチディスプレイの必要技術と最新動向(寺本浩平)
2.1 はじめに
2.2 光学系
2.3 スクリーン
2.3.1 広い視野特性
2.3.2 斜め方向からみたマルチ画面での一体感
2.3.3 細目地スクリーン構造
2.4 画面マルチ化の信号処理技術
2.4.1 CSC色域補正回路
2.4.2 グラデーション補正回路
2.4.3 輝度センサーフィードバックシステム
2.5 省スペース化技術
2.5.1 超薄型マルチプロジェクター
2.5.2 フロントメンテナンスシステム
 
3. デジタルシネマ(藤井哲郎)
3.1 はじめに
3.2 映画の電子化の進展
3.3 ハリウッドを中心に進む世界標準
3.4 デジタルシネマの画質の階層化
3.5 4K映画用機器の開発状況
3.6 4Kデジタルシネマ配信システム
3.7 ネットワーク配信実験
3.8 デジタルシネマの将来
 
4. 広視野ディスプレイ(清川清)
4.1 はじめに
4.2 スクリーン形状
4.3 投影方式
4.4 周壁面ディスプレイの事例
4.5 曲面ディスプレイの事例
4.6 広視野ディスプレイの高精細化
4.7 任意形状へのプロジェクション
 
5. プロジェクターによる立体映像システム(奥井誠人,関口治郎)
5.1 はじめに
5.2 奥行き感と再生像
5.2.1 奥行き手がかりと視差
5.2.2 視差と再生像の位置
5.3 立体表示装置の特性と立体映像表示
5.3.1 クロストーク
5.3.2 幾何学ずれ
5.3.3 輝度
5.4 プロジェクターによる立体映像表示装置
5.4.1 偏光メガネ方式
5.4.2 時分割方式
5.4.3 色フィルタによる方式
5.4.4 眼鏡なし方式
5.5 偏光フィルタによる立体映像システムの基本構成と導入例
5.6 2台のプロジェクターを用いて立体映像を投影する際の手順と留意点
5.7 立体映像展示施設の事例紹介
5.7.1 ナショナルセンター東京 CYBER DOME
5.7.2 山梨県三珠町 歌舞伎文化公園文化資料館3Dハイビジョンシアター
 
6. 超短焦点非球面ミラーを用いた反射型投射方式(坂本幹雄,小川潤)
6.1 はじめに
6.2 ミラ-による反射型投写方式の必要性
6.3 反射型投写方式の基本
6.4 製品WT600の光学設計と構成
6.5 実際のミラ-レンズ特性
6.6 投写性能
6.7 使用状況と今後

第7章 視機能から見たプロジェクターの評価
:色順次提示方式プロジェクターにおけるカラーブレイクアップ現象とその観賞者への影響(鵜飼一彦)
1. はじめに
2. 色順次提示方式プロジェクターにおけるカラーブレイクアップ現象とその観賞者への影響
3. CBUの機序
4. CBUによる影響
5. むすび

目次

第1章 プロジェクターの基本原理と種類
第2章 CRTプロジェクター
第3章 液晶プロジェクター
第4章 ライトスイッチ式プロジェクター
第5章 コンポーネント・要素技術
第6章 応用システム
第7章 視機能から見たプロジェクターの評価:色順次提示方式プロジェクターにおけるカラーブレイクアップ現象とその鑑賞者への影響

著者等紹介

西田信夫[ニシダノブオ]
徳島大学工学部光応用工学科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品