DNAチップ応用技術

DNAチップ応用技術

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  • サイズ B5判/ページ数 225p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784882312819
  • Cコード C3047

出版社内容情報

☆ポスト・ゲノム解析の主要技術,DNAチップ!!
☆DNAチップの作成から読み取り,解析までを詳述!!
☆医療,医薬,診断,環境など多岐に亘る応用を網羅!!



        執筆者一覧(執筆順)

松永  是 東京農工大学 工学部 生命工学科 教授
神原 秀記 (株)日立製作所 中央研究所 技師長
釜堀 政男 (株)日立製作所 中央研究所 バイオシステム研究室 主任研究員
川口 竜二 (株)エスアールエル 遺伝子・染色体解析センター 研究開発課 責任者
大竹 久夫 広島大学大学院 先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻 教授
滝口  昇 広島大学大学院 先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻
久原  哲 九州大学大学院 農学研究院 教授
高橋浩二郎 広島国際大学 保健医療学部 教授
竹山 春子 東京農工大学 工学部 生命工学科 助教授
竹中 繁織 九州大学大学院 工学研究科 化学システム工学専攻 応化分子教室
澤上 一美 プレシジョン・システム・サイエンス(株)
田島 秀二 プレシジョン・システム・サイエンス(株) 代表取締役
養王田正文 東京農工大学 工学部 生命工学科 助教授
福島 雅夫 (株)エスアールエル 遺伝子・染色体解析センター 研究開発課
馬場 嘉信 徳島大学 薬学部 教授
有國  尚 サイファージェン・バイオシステムズ(株)鎌倉研究所 所長
斉藤 賢治 サイファージェン・バイオシステムズ(株)鎌倉研究所
大門 尚志 宝酒造(株) 主任研究員
鈴木 定彦 大阪府立公衆衛生研究所
市原 竜生 日清紡(株) 研究開発センター
田丸 亜貴 大阪府立公衆衛生研究所
アミン・ルフル 大阪府立公衆衛生研究所
勝川 千尋 大阪府立公衆衛生研究所
牧野 正直 国立療養所 久光明園
阿部千代治 結核予防会 結核研究所
加藤 貴彦 宮崎医科大学 医学部 公衆衛生学講座
今井 博久 米国ジョージア州立医科大学 医学部
村上 康文 東京理科大学 基礎工学部 生物工学科 ゲノム生物学研究室 教授
河原林 裕 通商産業省 製品評価技術センター バイオテクノロジーセンター 
         DNA解析技術調整官
今本 文男 ライフテックオリエンタル(株) 科学技術顧問
高橋 勝利 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科


         構成および内容

第1章 DNAチップと応用     松永 是

第2章 DNA計測技術の動向    神原秀記,釜堀政男
1はじめに
2応用面からみたDNA計測とDNA計測法
3最近話題のDNA計測法
 3.1 キャピラリーアレー電気泳動装置
 3.2 電気泳動チップ
 3.3 DNAチップ
 3.4 ビーズ技術
 3.5 質量分析
 3.6 パイロシーケンシング

第3章 DNAチップの開発動向   川口竜二
1はじめに
2DNAチップ法と遺伝子解析プロセス
3DNAチップ解析の各工程における技術開発
4DNAチップの現状と方向性

第4章 生命体ソフトウェアの開発   大竹久夫,滝口 昇
1はじめに
2大腸菌とゲノム情報
3バーチャル大腸菌システム
 3.1 大腸菌の機能ルールとRuleKB
 3.2 機能ルールを呼び出すためのルール
4Vestの実行例

第5章 DNAマイクロアレイの実際技術とその応用   久原 哲
1はじめに
2マイクロアレイの技術
 2.1 マイクロアレイの基本技術
 2.2 マイクロアレイの実際
  (1)マイクロアレイ用DNAの調整
  (2)RNA試料からのターゲット調整
  (3)マイクロアレイの作製およびハイブリダイゼーション
  (4)スポットの定量
3チップの応用
  RNA発現解析/DNAへの応用
4今後の展開

第6章 ダイヤモンドを用いた保存型DNAチップ   高橋浩二郎
1はじめに
2なぜ,ダイヤモンド?
3オリゴDNAの固定化
4cDNAライブラリーの固定化
5二本鎖DNAの固定化
6二本鎖cDNAライブラリーの考察
7固定化gDNAチップとレプリカ・チップの考察
8バーチャル自動遺伝子診断装置
9将来の展望

第7章 磁気ビーズ利用DNAチップ
竹山春子,中山秀喜
1. はじめに
2. 従来型DNAチップ
3. ビーズを用いた遺伝子検出
4. DNA固定化磁性細菌微粒子を用いた遺伝子検出法
 4.1 種特異的DNAプローブ固定化磁性細菌微粒子を用いたマグロ魚種判別
 4.2 磁気ビーズマイクロアレイ

第8章 電気化学法によるDNA検出   竹中繁織
1新規DNA結合性リガンドの開発
2検出装置と測定
3DNAプローブ修飾電極の作成
4ハイブリダイゼーション反応
5DNA検出例
 5.1 オリゴヌクレオチドの検出
 5.2 プラスミドDNA上の目的遺伝子配列の検出と定量
6検出操作の簡略化
7超高感度化
8PCR産物の検出例
9DNAマイクロアレイへの応用

第9章 自動装置    澤上一美,田島秀二
1はじめに
2DNAチップ技術の基本
3一貫した自動化システム構築への将来展望

第10章 マイクロマシンによるDNA解析   養王田正文
1はじめに
2電気泳動とPCRのマイクロ化
3集積化DNA解析チップ
4DNA解析をマイクロ化することのメリットとデメリット

第11章 医療計測への応用   川口竜二,福島雅夫
1病原微生物同定解析への応用
2シゲラ,サルモネラ菌のDNAチップ法による検出・同定
3発現解析の診断への応用
4遺伝子変異解析への応用
5BACライブラリーチップの染色体異常解析への応用

第12章 SNPs(一塩基多型)解析  馬場嘉信
1はじめに
2ゲノムシークエンシングからSNP解析へ
3DNAチップによるSNP解析
4集積型マイクロチップによるSNP解析

第13章 SELDIプロテインチップRシステムによるバイオマーカー探索技術
                      有國 尚,斉藤賢治
1はじめに
2SELDIプロテインチップ技術
3タンパク質バイオマーカーの探索と分析の手法
4SELDIプロテインチップ技術を用いたマーカー探索
5SLEDIプロテインチップを用いたマーカー探索の応用例
 前立腺ガン/神経膠腫
6プロテオーム解析の現状と問題点

第14章 遺伝子発現プロファイリング  大門尚志
1はじめに
2DNAチップの原理
3DNAチップのための装置とソフトウェア
 3.1 DNAチップ作製装置
 3.2 DNAチップ読み取り装置
 3.3 データ解析ソフト
 3.4 DNAチップ
4DNAチップを用いた遺伝子発現モニタリング
 4.1 DNAチップ
 4.2 発現実験の手順
 4.3 データ解析
5DNAチップの応用と課題

第15章 結核菌の耐性診断   鈴木定彦,市原竜生,田丸亜貴,アミン・ルフル,
               勝川千尋,牧野正直,阿部千代治
1はじめに
2結核菌の多剤耐性獲得機序
3結核菌薬剤耐性に関与する遺伝子
 3.1 イソニアジド(INH)耐性
 3.2 リファンピシン(RFP)耐性
 3.3 ピラジナミド(PZA)耐性
 3.4 エタンブトール(EB)耐性
 3.5 ストレプトマイシン(SM)耐性
 3.6 カナマイシン(KM)耐性
 3.7 その他の薬剤に対する耐性に関与する遺伝子
4これまでの遺伝子工学的手法による結核菌の耐性迅速診断
5DNAチップによる薬剤耐性結核菌の迅速鑑別

第16章 環境ゲノム   加藤貴彦,今井博久
1はじめに
2疫学と分子疫学
3発癌感受性素因について
4尿路上皮癌の発癌感受性素因
5分子疫学研究の予防医学的意義
6発癌感受性研究の問題点
7DNAチップ技術への期待

第17章 出芽酵母遺伝子のマイクロアレイによる発現解析   村上康文
1はじめに
2出芽酵母における遺伝子発現プロフィールの解析
3オリゴDNAマイクロアレイによる遺伝子発現プロフィールの解析
4マイクロアレイシステムの改良の試み

第18章 好熱古細菌ゲノム解析  河原林 裕
1はじめに
2世界での好熱菌ゲノム解析
3解析対象とした超好熱古細菌
4好熱菌ゲノムの全塩基配列決定
5ゲノム解析結果
6各菌のゲノム解析から明らかとなった特長
7古細菌間のゲノム比較
8ゲノム解析データの利用-新規機能の探索-
9ゲノム解析データの利用-機能解析に向けて-
10ゲノム解析の今後

第19章 cDNAライブラリー   今本文男
1はじめに
2発現遺伝子のcDNA作製
3細胞の発現遺伝子像を反映するcDNAライブラリー
4cDNAライブラリーのrare cDNA濃縮
5cDNAライブラリーのrare cDNA捕捉
6完全長cDNAライブラリー作製

第20章 2D-PAGE画像処理におけるBioinformaticsの重要性  高橋勝利
1はじめに
22D-PAGEによるプロテオーム解析
 2.1 2D-PAGEによる蛋白質分解
 2.2 質量分析による蛋白質スポットの同定
 2.3 2D-PAGEマップの比較によるプロテオーム解析
32D-PAGE画像のコンピュータ画像処理
 3.1 スポットの自動認識と形状推定
 3.2 スポットパターンの自動照合
 3.3 マスタースポットパターンの自動生成

内容説明

本書は、DNAチップの開発動向から、検出系・装置の動向、そして多岐にわたる応用までを各分野の第一線で活躍中の執筆者たちが執筆している。また、SNPs、プロテオーム解析、バイオインフォマティクスなど、今後の主要技術の展望についてもふれられている。バイオ、医療、エレクトロニクス分野はもとより、DNAチップ技術に興味をお持ちの方々すべてに最新の情報を提供するものである。

目次

総論編(DNAチップと応用;DNA計測技術の動向;DNAチップの開発動向 ほか)
DNAチップ・装置編(DNAマイクロアレイの実際とその応用;ダイヤモンドを用いた保存型DNAチップ;磁気ビーズ利用DNAチップ ほか)
応用編(医療計測への応用;SNPs(一塩基多型)解析
SELDIプロテインチップシステムによるバイオマーカー探索技術 ほか)

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