内容説明
杖道天下無双の名人夢想権之助が、廻国修業の旅に出て、ついに宮本武蔵をうちやぶるまでの経緯が、慶長、文和の世相を背景に、興趣ふかく描かれた時代小説の佳品である。
感想・レビュー
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Die-Go
33
図書館本。江戸時代初期に興った杖術「神道夢想流」の祖、夢想権之助の生涯を追う。佐江修一著の『捨剣』と比するとかなり上品な権之助の描写が見られ、違和感もあるが、より詳細に描かれているため、読みごたえはある。特に宮本武蔵との最終決戦は手に汗握るもの。★★★★☆2020/10/17
