内容説明
アルメイダの苦難に満ちた医療と伝道のあとをたどりルイス・フロイスとの友情や、カブラル神父との確執および、さまざまな人たちとの人間的な交流をつづったものである。なぜ、彼がその前半生の商業活動で得た富を投げ出してまで蒲柳の身に鞭打ちながら伝道を続けたのか…。なぜ、それほど献身的な伝道を続けていて、二十数年もの長い間報われることなく司祭叙階への道が閉ざされていたのか…。
目次
ポルトガル王室秘書局
リスボアのアルファマ地区
東洋の新天地に活路を
インド航路、マラーノ談義
黄金のゴア
混血の美少女
ゴアのザビエルと王立病院
船内医アルメイダとマダレイナ
嘆きのサウダーデ
貿易商アルメイダ〔ほか〕
著者等紹介
森本繁[モリモトシゲル]
1926年、愛媛県に生まれる。九州大学法学部卒業。実証歴史作家。第二回歴史群像大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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