出版社内容情報
キリストと同じ５つの傷を受けたアシジの聖フランシスコの「聖痕」についての考察。兄弟ジネプロとエジディオの伝記を収録。・・・・・このように、かなりの時間の秘密の会話がなされた後、すばらしい示現は終わりを迎えるのですが、これは聖フランシスコの心に、類のない強烈な信仰と、神への愛の炎を残す一方で、その肉体の方にも、キリストの受難の驚くべき象徴と刻印を残しました。そしてそれは、この時から少し時をおいて、あのセラフの形で彼にお現れになった、十字架上のイエスの肉体に見られたのと、まったく同じ釘の跡として、聖フランシスコの手足に現れるのでした。 411頁 （101)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
38
聖フランシスコの信仰の深さを感じます。強い信仰と、神への愛のみならず、キリストの受難の象徴を心に刻んだのだと思います。だからこそ、セラフとしてイエス様の十字架における手足と同じ時として聖フランシスコの前に現れたのですね。霊的な読書のできる信仰書として貴重な1冊だと感じました。2024/05/13
