出版社内容情報
平戸、天草、島原、五島列島のキリシタン・ロードをめぐる旅ガイドブック。イラストマップ付き。・・・・・キリシタンの地を、五島から始まって大村、平戸、そして島原、天草とまわってきたが、どこへ行ってもわかるように、キリシタンの苦しみは大きかった。しかし、彼らは、どんな苦しみ、仕打ちをうけても、ただ、一つ言えることは、仕打ちをする人、役人、施政者を憎んで死んでいったのではなかった。(「あとがき」より) 365頁 (065)
感想・レビュー
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wei xian tiang
3
平戸島根獅子に伝わる、殉教者の首が遥か遠くの田原(小長井町)に飛んだ、若しくは殉教者の魂を掬い上げた聖母の籠が田原に落ちたという伝説が大変興味深い。田原がどこかも知れぬまま、タバルという地名と千灯籠が灯るという口碑が伝わっており、実際筆者が現地で聞くと千灯籠を灯すという。田原が切支丹村でないだけに、気になる話である。2017/04/22
まな☆てぃ
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実家にあってずっと読みたかった本。読み始めたら偶然、五島列島への旅行の計画が浮上!行けたらいいなぁ。。。でも、クリスチャンホームに育ったプロテスタントの私としては、正直、それって信仰なのかなと疑問を感じる部分もありました←隠れキリシタンを否定しているわけではありませんのであしからず。2017/04/15
甲斐祐貴
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天草の天草四郎メモリアルホールを訪れた際に購入。長崎、平戸、五島、島原、天草のキリシタンの歴史をたどりながら、ゆかりの地を訪ねる。残念ながら天草は最後にちょこっとしか登場しなかったが、他の土地も巡ってみたい。2012/02/27