出版社内容情報
人はみな芸術品であるべきだ、とする著者の人間総うたびと論!「誰の心にも名作がある」この発見は、文芸の歴史が変わるものだ。
ただ気持ちそのままを表して、人に伝えよう、人の気持ちを知ろうという率直そのものの動機が、こんなにうたを変えることになった。劇的な転換がそこにあり、「今までにない」詩歌が、この世に鳴動した。
自身を描いて、理解され、感動してもらえ、賞賛され、祝福され、敬愛される。ここに育った五行歌人たちは、そういうほんとうの喜びを知ったにちがいない。
さあ、これからだ! 真実を書け!
多くのサンプル、人はみなうたびとになりうること、古代歌謡の考察から人生観までを駆け抜ける。
五行歌20周年を記念し、創始者が書き下ろした渾身の五行歌論!
第一章 五行歌を発想したころ
第二章 作品サンプルで五行歌を見る
第三章 誰の心にも名作がある
第四章 言葉の粋に至る道
第五章 古代歌謡と五行歌
第六章 個性と普遍と未来と -柿本人麻呂を中心として-
第七章 人はみな王であり、女王である
草壁焔太[クサカベエンタ]
著・文・その他
目次
第1章 五行歌を発想したころ
第2章 サンプルで五行歌を見る
第3章 誰の心にも名作がある
第4章 言葉の粋に至る道
第5章 古代歌謡と五行歌
第6章 個性と普遍と未来と―柿本人麻呂を中心として
第7章 人はみな王であり、女王である
著者等紹介
草壁焔太[クサカベエンタ]
1938年旧満州大連生まれ。1947年小豆島に引揚げる。1956年前川佐美雄の『日本歌人』に入門。1957年五行歌創始。東京大学文学部西洋哲学科卒。ライター編集などをしながら詩歌の活動に専念。1994年五行歌の会創立。五行歌の会主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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