出版社内容情報
第1五行歌集『夜明けの河』から12年。柳瀬丈子第2五行歌集。「ちいさな器に〈あめつち〉を盛る」新川和江氏推奨!第1五行歌集『夜明けの河』から12年。詩人・新川和江氏推奨。
「わたくし」という
ひとつの過剰
あめつちが
養う
塵のひとつ
「私ども人類が棲息する地球ばかりではなく、宇宙という途方もない空間の中で、〈ひとつの過剰〉とわが身を捉えて表現しておられる、謙譲きわまりないこの存在論。ミクロとマクロのコスモスが、五行のうちにみごとに描出されている。」(新川和江氏・序文より)
「必死に凝視し、尋ね、求め、思い、歌ってきた結果、精神にも、心にも、大きな答えの歌が響き始めたような気がする。風、海、いきもの、人々、みなが、きままに歌い、それが自然な合唱となり始めているような気がしてきた。」(草壁焔太氏跋文より)
ちいさな器に、〈あめつち〉を盛る 新川和江
第一章 いきもの図鑑
第二章 風の伝言
第三章 いのちの環
第四章 海
跋 問いから合唱へ 草壁焔太
あとがき かたつむりの足跡
柳瀬 丈子[ヤナセ タケコ]
著・文・その他
目次
第1章 いきもの図鑑(春;夏;秋;冬)
第2章 風の伝言(大地;草木;風;空;私)
第3章 いのちの環(ちちはは;ひとり;ふたり;つなぐ)
第4章 海
著者等紹介
柳瀬丈子[ヤナセタケコ]
1935年東京神田生まれ。早稲田大学文学部国文科卒業。NHKの人気番組「こんにちは奥さん」の司会者に起用され、鈴木健二アナウンサーとのコンビで評判をとる。以後各局の生活情報番組、教育番組の司会者、キャスターとして出演。この間、草壁焔太郎氏主宰の『絶唱』『湖上』『詩壇』及び、新川和江、吉原幸子両氏の『ラ・メール』に参加。1994年『五行歌』同人、現在本郷歌会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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