出版社内容情報
アメリカ留学経験を持つ著者が、戦後ヒットした「母もの映画」の主演女優であった三益愛子の虚像と実像に焦点を当て、大映映画の果たした役割と時代を読み解く初の書。
内容説明
「ラマーズ法」という夫婦協力の出産を日本に導入、母性を支援してきた著者が、母性イデオロギーの源泉を、大映映画の「母ものシリーズ」とアメリカ映画に探索し、映像パワーを検証する初の本格的な映画の母性論。
目次
第1章 母ものシリーズの特性
第2章 母親イコンのヴァラエティ
第3章 母もの映画の受容
第4章 主演女優の実像
第5章 実像と虚像の交差
第6章 ハリウッドの母親イメージ
第7章 日本の母の転身からフィナーレへ
著者等紹介
水口紀勢子[ミナグチキセコ]
帝京大学教員。芸術学博士。津田塾大卒業後、マウントホリョク・カレッジ大学院を経てニューヨーク州立大英文科にてMA取得。英米文学・英語教育・映画学・出産教育の学会発表・論文・講演の他に様々な著書と翻訳書がある
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