ジプシー差別の歴史と構造―パーリア・シンドローム

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ジプシー差別の歴史と構造―パーリア・シンドローム

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882029717
  • NDC分類 389
  • Cコード C0022

出版社内容情報

「放浪の民」という“ロマンティック”な文学的通俗イメージを一新すべく、従来のジプシー像を否定・転換するロマニ/ロマ自身の手による“知られざる民族”の歴史。

内容説明

「パーリア・シンドローム」とは日本では耳慣れない言葉かもしれない。パーリアとは、どこにも所属できない状態をさす。シンドロームとは、その原因の多様性を意味する。よそ者としてのこの状態こそが、主流社会とは異質の行動の連鎖にジプシーを縛りつけてきた。それは、数世紀にわたる抑圧の結果であると同時に、この抑圧を永続化させてきた原因でもある。どこかでこの悪循環を断ち切らなければならない。「放浪の民」というジプシー像を否定・転換するロマニ/ロマ自身による“知られざる民族”の歴史。

目次

第1部 パーリア・シンドローム―ジプシー差別の歴史(インドを出て;ヨーロッパとの出会い;ルーマニアのジプシー奴隷制;奴隷制廃止へ向けて ほか)
第2部 ジプシー差別の構造(ジプシー差別の起源;ヨーロッパにおけるジプシー差別の帰結;義務と美、所有と真実―語彙の貧困という神話;アイデンティティ維持の戦い)

著者等紹介

ハンコック,イアン[ハンコック,イアン][Hancock,Ian]
クレオール語を専門とするロマニ(ジプシー)出身の言語学者、ロマニ解放運動指導者。1942年ロンドン生まれ。高校を中退し肉体労働に従事するが、アファーマティブ・アクションによりロンドン大学に学び、ロマニ初の博士号を取得。米国テキサス大学言語学教授。同大学ロマニ文書文献センター所長。同時に、ロマニ解放運動に積極的に取り組み、国際ロマ連盟を国連に認知させるなど、国際活動の中心を担ってきた

水谷驍[ミズタニタケシ]
東欧現代史・ジプシー/ロマ問題研究。1942年北海道生まれ。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。ポーランド資料センター事務局長(1981~91年)、聖心女子大学非常勤講師(1990~2004年)、ジプシー/ロマ懇話会(2002年~)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。