出版社内容情報
その愛は肉体を貪る愛だ。東京とパリという距離が、愛をより激しくかき立てる。…世紀末の「HANA-BI」と〈厚底族〉時代の日本(神楽坂・飯田橋・市ヶ谷・根岸)を舞台に、フランス人女性の愛と孤独の日々を赤裸々に綴った詩的ロマン!
「主人公サラ・スュルタナの年齢は三十歳、東京でフランス語を教えている。物語は父が死に、サラがパリに帰るところから始まる。東京に戻った彼女は、父の死が引き金になって過食症に陥る。無気力、虚脱感、孤独感、不安、自己嫌悪、これらからの逃避、それが彼女にとっては食べることだ。……そしてサラは精神分析医の治療を受ける。そんなある日、彼女は東京日仏学院でリュカ・アルシンスキーと出逢う。…」(本書「あとがき」より)
内容説明
主人公サラ・スュルタナの年齢は三十歳、東京でフランス語を教えている。物語は父が死に、サラがパリに帰るところから始まる。東京に戻った彼女は、父の死が引き金になって過食症に陥る。無気力、虚脱感、孤独感、不安、自己嫌悪、これらからの逃避、それが彼女にとっては食べることだ。…そしてサラは精神分析医の治療を受ける。そんなある日、彼女は東京日仏学院でリュカ・アルシンスキーと出逢う。
著者等紹介
アマール,コリンヌ[アマール,コリンヌ][Amar,Corinne]
1962年、モロッコのカサブランカ生まれのフランス人。パリ第7大学で英語とフランス現代文学の修士、日本語のD.E.U.G.を取得。1991年から日本に7年間滞在し、神戸にある甲南女子大学、東京日仏学院、NHKテレビでフランス語を教える。現在パリのリセで、フランス語と英語を教えながら、新聞の文学欄に記事を執筆している
関谷一彦[セキタニカズヒコ]
1954年、大阪府生まれ。関西大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士後期課程修了、リヨン第2大学DEA取得、関西学院大学助教授、専門は18世紀フランス文学、エロティシズム
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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