出版社内容情報
なぜ古代大和が奈良県にあるのか? 知られざる古代史の影──多量の水銀を産出する鉱脈が存在し、豊か生活の地を“制圧”した天孫族侵出の様相──を地元の語り部が描く。
内容説明
古代大和の誕生を支えた知られざる水銀!それをめぐる天孫族の侵奪と先住民の対応…。古墳・大仏・古代都の実相。
目次
「やまと」が奈良県にあるわけ
大和の活性源は水銀
さんちゅうの多面相
水分の正体
水分神の素性と仮面
水銀の活躍―丹生の淘汰
古墳とは何だったのか
嫌われた大仏
丹生神と丹生川上神
山の世界への憧れと遺産
ツバ市の力量とイワレの意味
磐余山と「聖イワレ」の移転
光あれエウカシ―甦れ葛文化
著者等紹介
田中八郎[タナカハチロウ]
通称中川八郎。1931年桜井市に生まれる。生家の写真館を継承。桜井市駅前通り商店街の近代化事業を完成。写真館からペンションに転業、現在ペンション・サンチェリー経営。史譚会員
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