出版社内容情報
わが国でも人気のある水彩画の歴史を、本場英国の社会と国民性を視野に収め、各時代を画した画家たち(P・サンドビー、A・カズンズ、T・ガーディン、W・ターナー、ノーウィッチ派等)の生涯と作品を紹介しながら綴る文化誌。カラー口絵14点。
内容説明
最初の水彩画家J.ホワイトからP.サンドビー、A.カズンズ、T.ローランソン、W.ブレーク、二人の天才T.ガーティンとW.ターナー、ノーウィッチ派のクローム、コットマン、コンスタブル、そしてD.コックス、R.P.ボニントン…英国の生んだ画家達の生涯と作品を紹介しながら、それらを育んだ社会的背景と国民性を視野に入れてまとめた本場英国水彩画への誘い。
目次
英国と水彩画
水彩画の登場―大航海時代と水彩絵具
英国水彩画の萌芽―十七世紀市民階層の勃興と名所図会的風景画
十八世紀ロンドンの繁栄―版画の流行とイタリー画家カナレットの渡来
英国水彩画の父P・サンドビーと二つの流れ
サンドビーとA・カズンズの後継者達
諷刺画家T・ローランソンと詩人画家W・ブレーク
二人の水彩画の天才の出現―T・ガーティンとW・ターナー
英国東部の画家達とノーウィッチ派
水彩画家協会の創立
風景画の伝統を担った二人の画家とフランス育ちのボニントン
英国人の国民性と水彩画―英国で水彩画が発達した理由
著者等紹介
斎藤泰三[サイトウタイゾウ]
1937年千葉県生まれ。1961年東京大学教養学科(イギリス分科)卒業
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