出版社内容情報
全体主義に警鐘を鳴らし、「自由」の重要性を訴えた作家オーウェルの「良心」を探る。初期の作品から『1984年』まで丹念に読み直し、ケストラーやロレンスとも比較、モラリストとしてのオーウェルの全体像に迫る。生誕百年記念出版!
《収録内容》『パリ・ロンドン放浪記』/『ビルマの日々』/『ビルマの日々』 と 『インドへの道』/オーウェルの中産階級意識――『葉蘭を絶やすな』と『牧師の娘』/『カタロニア讃歌』――POUM弾圧とオーウェルのディーセンシィ/『動物農場』/『1984年』――「愛情省」と「黄金郷」/『1984年』――全体主義のヴィジョン/『1984年』と『真昼の暗黒』――歴史認識を共有したオーウェルとケストラー/オーウェルのディーセンシィ/エッセイにおける政治と文学の境界/『トリビューン』 紙と 『1984年』/オーウェルとD.H.ロレンス/オーウェルの宗教観
《収録内容》『パリ・ロンドン放浪記』/『ビルマの日々』/『ビルマの日々』 と 『インドへの道』/オーウェルの中産階級意識――『葉蘭を絶やすな』と『牧師の娘』/『カタロニア讃歌』――POUM弾圧とオーウェルのディーセンシィ/『動物農場』/『1984年』――「愛情省」と「黄金郷」/『1984年』――全体主義のヴィジョン/『1984年』と『真昼の暗黒』――歴史認識を共有したオーウェルとケストラー/オーウェルのディーセンシィ/エッセイにおける政治と文学の境界/『トリビューン』 紙と 『1984年』/オーウェルとD.H.ロレンス/オーウェルの宗教観
今年はオーウェル生誕100年です!
内容説明
全体主義に警鐘を鳴らし、「自由」の重要性を訴えた作家オーウェルの「良心」を探る。
目次
『パリ・ロンドン放浪記』―「貧窮」の発見
『ビルマの日々』―フローリィにみるオーウェル的良心
『ビルマの日々』と『インドへの道』―イギリス人の威信
オーウェルの中産階級意識―『葉蘭を絶やすな』と『牧師の娘』
『カタロニア讃歌』―POUM弾圧とオーウェルのディーセンシィ
『動物農場』―裏切られた革命
『一九八四年』―「愛情省」と「黄金郷」
『一九八四年』―全体主義のヴィジョン
『一九八四年』と『真昼の暗黒』―歴史認識を共有したオーウェルとケストラー
オーウェルのディーセンシィ
エッセイにおける政治と文学の境界
『トリビューン』紙と『一九八四年』―全体主義との闘い
オーウェルとD.H.ロレンス―階級意識の相違
オーウェルの宗教観
著者等紹介
佐藤義夫[サトウヨシオ]
1948年(昭和23年)東京に生まれる。早稲田大学第二文学部英文学科卒業、同大学大学院文学研究科英文学専攻の修士・後期(博士)課程修了。現在、和洋女子大学人文学部英文学科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。