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出版社内容情報
スペインの人気作家が、宗教改革時代の異端裁判を描く歴史小説! 己の信仰に疑義を抱く平凡な毛皮商人が、ルター派の異端へと傾斜していき歴史の渦に巻き込まれていく激動の物語。
★「本書はスペインの現代作家ミゲル・デリーベスの最新作“ El hereje ”(異端者)1998の全訳である。(作者デリーベスの作品は)、これまでに五十作を越える小説がいずれも十版、二十版を重ね、映画や芝居になった作品も数多くあって、スペインでは知らぬ者のない人気作家である。ここに訳出した『異端者』はデリーベスが七十八歳になって初めて手がけた歴史小説であり、しかも原典は500ページにおよぶ長編である。おそらくはデリーベス最後の作品になるであろう。なお、『異端者』の映画化が決まり、すでにスペイン・フランスの合作で撮影に入っていると聞く」(「訳者あとがき」より)
内容説明
己の信仰に疑義を抱く平凡な毛皮商人が、歴史の渦に巻き込まれていく激動の物語。スペインの人気作家が、宗教改革時代の異端裁判を描く歴史小説。
著者等紹介
デリーベス,ミゲル[デリーベス,ミゲル][Delibes,Miguel]
1920年、スペインのバリャドリッド生まれ。1947年に『糸杉の影は長い』でナダル賞を受賞。それ以後、幅広い文学活動により数々の文学賞を受けている。1973年には王室アカデミーの会員となる
岩根圀和[イワネクニカズ]
1945年、兵庫県生まれ。神戸市外国語大学修士課程修了。神奈川大学外国語学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。