出版社内容情報
ミステリの元祖エドガー・アラン・ポーが、デビュー直前の「飢餓」状態を赤裸々に記した知られざる養父への28通の手紙、本邦初訳! バージニア大学への入学・中退。ウェスト・ポイントの陸軍士官学校へ入学、再び中退。文学への志、止みがたく放浪生活へ…最後の手紙の直後、「壜の中の手記」が懸賞小説で入選、作家としてデビューする。
★「…ここに訳出した書簡は、ポーの青春時代を知るうえでひじょうに資料的価値が高く、ポーを研究するうえで必読の資料といえる。ポーの名はわが国において、明治初期にすでに知られ、明治十年以降こんにちまで、紹介・翻訳・批評・研究等がつづいている。けれどもふしぎにも、ポーの手紙類は翻訳されることはなかった。」(「訳者はしがき」より)
内容説明
鬼才エドガー・アラン・ポーが、デビュー直前の「飢餓」状態を赤裸々に記した養父への28通。
目次
バージニア大学から、ジョン・アランに宛てた手紙(一八二六年五月付)
バージニア大学から、ジョン・アランに宛てた手紙(一八二六年九月二十一日付)
「コート・ハウス・ターバン」からジョン・アランに宛てた手紙(一八二七年三月十九日(月曜日)付)
「コート・ハウス・ターバン」からジョン・アランに宛てた手紙(一八二七年三月二十日(火曜日)付)
リッチモンドから出されたポー宛の手紙(一八二七年三月二十日付)
サウスカロライナ州のサリバン島のムールトリ要塞から、ジョン・アランに宛てた手紙(一八二八年十二月一日付)
バージニア州モンロー砦から、ジョン・アランに宛てた手紙(一八二八年十二月二十二日付)
バージニア州モンロー砦から、ジョン・アランに宛てた手紙(一八二九年二月四日付)
バージニア州モンロー砦から、ジョン・アランに宛てた手紙(一八二九年三月十日付)
リッチモンドから出されたポー宛の手紙(一八二九年五月十八日付)〔ほか〕