出版社内容情報
ロシア建国の伝説地であり、独特の共和制都市国家として中世に栄えたノヴゴロドの姿を多様な人物の生涯を通して描く。「新しい町」の意味をもつノヴゴロドは、ロシアで最も古い由緒ある町の一つで、伝説上のロシア建国の町、「古都」の響きをもっている。12世紀前半から15世紀後半までのおよそ300年間、キエフ権力から自立したノヴゴロドは独特な共和制都市国家としての輝かしい歴史を刻んだ。13世紀にモンゴル軍が各地の都市を荒廃させ、首都キエフを凋落させたあとも、ノヴゴロドだけは奇跡的に破壊を免れて経済的・文化的繁栄を続けた。その実相を求めて、絵師グレチン/公アレクサンドルとその一族/大主教ワシーリイ・カレカ/貴族オンツィフォル一族/「女市長」マルファの生涯などを通して、政治・社会の構造と機能を抽出し、同時にモンゴル、ビザンツ、モスクワ、ドイツ騎士団、ハンザ、リトアニアなど周辺世界とのつながりのなかに歴史を探る。
内容説明
伝説上のロシア建国の町を舞台に、輝かしい歴史を刻んだ共和制都市国家300年の姿を復元!貴族、大主教、公などの個人や家族の歴史を通して政治・社会構造を抽出し、同時にモンゴル、ビザンツ、モスクワ、ドイツ騎士団、ハンザ、リトアニアなど周辺世界とのつながりのなかに都市の歴史を探る。
目次
第1章 絵師グレチン(年代記のグレチンと白樺文書のグレチン;教会イコンの絵師グレチン ほか)
第2章 公アレクサンドルとその一族(ノヴゴロド「公」;ヤロスラフの勝利 ほか)
第3章 大主教ワシーリイ・カレカ(ノヴゴロドの大主教;外交の舞台で ほか)
第4章 貴族オンツィフォルの一族(ミーシャ=オンツィフォル家の系譜;区が市長を送り出す ほか)
第5章 「女市長」マルファ(「自由の闘士」それとも「裏切り貴族」;マルファの登場 ほか)
著者等紹介
松木栄三[マツキエイゾウ]
1940年生まれ。東京都出身。一橋大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。現在、静岡大学人文学部教授。専攻はロシア中世史
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感想・レビュー
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MUNEKAZ
富士さん
Saiid al-Halawi
rico
しいかあ
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