新しいイヴたちの視線―英文学を読む

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 356p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784882027294
  • NDC分類 930.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

 ルネサンスから現代まで、女性研究者17名が提示する英文学の新しい読み。シェイクスピア、ミルトン、ディケンズ、フォースター、ヴァージニア・ウルフなど、テキストそのものに相対し、英文学をひもとく論文17篇を収載。
 *本書で論じられる主な作家・作品*
  シェイクスピア 『リア王』、『コリオレーナス』
  スペンサー 『妖精の女王』
  メアリー・ロウス 『パンフィリアからアンフィランタスへ』
  ミルトン 『偶像破壊者』、『闘技士サムソン』
  ディケンズ 『大いなる遺産』
  シャーロット・ブロンテ 『シャーリー』
  ハーディ 『日陰者ジュード』
  フォースター 『インドへの道』
  ヴァージニア・ウルフ 『ジェイコブの部屋』、『波』、『幕間』、「アノン」、「ジョアン・マーティンの日記」
  T.S.エリオット「J.アルフレッド・プルーフロックの恋歌」、「ある婦人の肖像」
  ジーン・リース 『サルガッソーの広い海』
  ブライアン・フリール 『ワンダフル・テネシー』ほか

内容説明

ルネサンスから現代まで、女性研究者17名が提示する英文学の新しい読み。

目次

1 ルネサンスからミルトンへ(娘たちの反逆―『リア王』の愛のコンテストの場を中心として;ヴァージリアは空しく願う―『コリオレーナス』についての一考察;遍在するユーディット―スペンサー、シェイクスピア、ミルトンの描いた女たち ほか)
2 ヴィクトリア時代へ(『大いなる遺産』におけるディケンズの社会意識;『シャーリー』におけるもうひとつの社会性;「新しい女」とスー・ブライドヘッドとトマス・ハーディ)
3 モダニズムから現代へ(『インドへの道』における神話化の仕掛け―「バクティ」の詩人、カーバ神殿への巡礼者がみたヴィジョン;『ジェイコブの部屋』における「真実の光」―過去の継承者としてのジェイコブ;『波』における母性についての一考察―スーザンをめぐって ほか)

著者等紹介

新井明[アライアキラ]
1932年生まれ。アマースト大学(B.A.)、ミシガン大学(M.A.)、東京教育大学(修士)。文学博士。日本女子大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。