聞いた考えたサイドからの学校論―千葉明徳高校を通して

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784882027249
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

出版社内容情報

 高校生から大人へ、一生徒として、教師とのインタビューと対話で浮遊する教育を考える。「……生徒を“コントロール”するという言葉をあまりにも無防備に使っているけれども、教育者の発言としては不適切だと思う。コントロールを辞書で調べてみると「制御、統制、管理、調節」という意味だが、生徒は制御、統制、管理、調節する対象なのだろうか。そうした教員が、日本的なコミュニケーションの自明性を疑っている子どもたちを“コントロール”するのは不可能だ。生徒を「制御、統制、管理、調節」するという発想は、生徒は「未熟」で「ダメ」な存在だから、社会を代表して自分が矯正してやろうというものだ。そんなものを押しつけたところで、生徒の精神的な成長は望めない。そのような教師は、往々にしてトップダウンのコミュニケーションを強要してくる。生徒と教師の関係性を倒錯してしまっており、信頼関係など築けるわけがないのだ。」(本文より)

内容説明

本書は、千葉明徳高等学校の生徒が先生方へ「学校」というテーマで行ったインタビュー集である。

目次

1 メタファーとしてのインタビュー(三沢先生の場合;長嶋先生の場合;大田先生の場合;園部先生の場合;上原先生の場合;校長先生の場合;理事長の場合;「種蒔く人」―シルバーさん取材記)
2 インタビューを終えて

著者等紹介

堀内大樹[ホリウチヒロキ]
1981年神奈川県横浜市生まれ。1997年千葉明徳高校入学。2000年千葉明徳高校卒業。現在、城西国際大学在学中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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